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ボブ・ディランは18年振りの新刊『ザ・フィロソフィー・オブ・モダン・ソング(原題)』が岩波書店より発売されることが決定している。

プレス・リリースによれば、ボブ・ディランは本書に2010年から取り組み始めたとのことで、スティーヴン・フォスター、エルヴィス・コステロ、ハンク・ウィリアムス、ニーナ・シモンらの楽曲について書いた60編以上のエッセイが収録される。

紹介文には次のように書かれている。「ボブ・ディランは安易な韻の罠と呼ぶものを分析し、一音節の追加が曲を弱めることを検証し、ブルーグラスとヘヴィ・メタルの関係についても説明しています」

また、本書では時間をかけて整理・収集された貴重な写真約150点が掲載される。

出版元のサイモン&シュスターのCEOであるジョナサン・カープは次のように述べている。「ボブ・ディランの万華鏡のように輝かしい作品を出版できるのはこの時代最高のアーティストによる曲を国際的に祝福することになるでしょう。『ザ・フィロソフィー・オブ・モダン・ソング』はボブ・ディランにしか書けない作品です。彼の声は独自のもので、彼の作品は曲や曲に命を吹き込んだ人々、その曲の意味するところに対する深い評価と理解を与えてくれます」

2004年刊行の『ボブ・ディラン自伝』以来となる本書はサイモン&シュスターから11月8日に刊行されるが、邦訳版の発売日は決定していない。

また、ボブ・ディランは自身の楽曲の出版権をユニバーサル・ミュージックに売却する歴史的契約を締結している。

『ニューヨーク・タイムズ』紙によれば、ボブ・ディランは約60年のキャリアに及ぶ全楽曲の出版権をユニバーサル・ミュージックに3億ドル(約315億円)で売却している。

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