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トゥイステッド・シスターのディー・スナイダーはウクライナの人々が“We’re Not Gonna Take It”を戦いのテーマ曲として使っていることに承認している。

ウクライナはロシアのプーチン大統領が2月24日に侵攻したことを受けて、ロシアとの国交を断絶して戒厳令を発令している。

ウクライナ政府はロシアによる軍事侵攻でこれまでに352人の市民が亡くなったと2月28日に発表している。

トゥイステッド・シスターのサード・アルバム『ステイ・ハングリー』に収録されている“We’re Not Gonna Take It”はウクライナ人の間で戦いのテーマ曲として使われているという。

ディー・スナイダーはツイッターでウクライナ人が曲を使うことを承認することをツイートしている。

「“We’re Not Gonna Take It”を掛け声としてウクライナ人が使うことをもちろん承認するよ」と彼はツイートしている。「私の祖父はウクライナ人で、第二次世界大戦後にソ連に飲み込まれることになったんだ。もう一度そんなことになってはいけない。ロシアは最低だ」

“We’re Not Gonna Take It”はディー・スナイダー1人が書いた楽曲で、スレイド、セックス・ピストルズ、クリスマス曲“O Come, All Ye Faithful”から影響を受けたと述べている。

別のツイートでディー・スナイダーは“‘We’re Not Gonna Take It”を新型コロナウイルスの反マスク主義者には使わせず、ウクライナ人には承認した理由を述べている。

「反マスク主義者には使わせず、ウクライナの人々には“We’re Not Gonna Take It”を許可した理由を訊かれたんだ。一つは抑圧に対する正当な戦いで、もう一方は不便に対する子どもじみた地団駄だったんだ」

ロシアは今回の行動についてウクライナの侵略ではなく、「特別軍事作戦」だと主張しているが、世界中から多くの非難を呼んでいる。

フォールズのヤニス・フィリッパケス、ブリング・ミー・ザ・ホライズンのオリヴァー・サイクス、フランツ・フェルディナンドのアレックス・カプラノスらはロシアによるウクライナ侵攻についてソーシャル・メディアで反応を示している。

人口4400万人のウクライナはロシアとEUの両方に隣接しており、ロシアはNATOやEUといったヨーロッパの制度を受け入れようとするウクライナの動きに長い間抵抗してきた。プーチンは30カ国からなるNATOに加盟しないこと、ウクライナが非軍事化して中立国になることを保証するよう要求している。

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