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ワーナー・ミュージック・グループはゲーム開発会社のスプリンターランドと提携することを発表している。

エド・シーランコールドプレイ、チャーリーXCX、レッド・ホット・チリ・ペッパーズらを擁するワーナー・ミュージック・グループはスプリンターランドと「遊んで稼ぐ」アーケイド・スタイルのブロックチェーン・ゲームを開発する契約を結んでいる。

スプリンターランドは1対1のバトル型カードゲームで、プレイヤーは自由にカードを購入・売却・交換することができ、それらはすべてブロックチェーンで記録される。

スプリンターランドは現在180万人の登録ユーザーが存在し、先日バトル数が記録的な10億回を突破している。

ワーナー・ミュージック・グループのウェブサイトには次のように掲載されている。「スプリンターランドとワーナー・ミュージック・グループはアーケイド・スタイルのゲームを取り入れた、これまでの『遊んで稼ぐ』ゲームよりも広く普及し、簡単にコミュニティを築くことのできるモバイル・フレンドリーなゲームを制作します」

ゲームは「プレイヤーに力を取り戻すことを目的」としており、今回の遊んで稼ぐゲームは「ブロックチェーン技術を採用して、現実世界でも価値を持つNFTなどの報酬を与えるもので、プレイヤーはゲーム内で稼いだものを交換・売却・貸出することができる」とされている。

ワーナー・ミュージック・グループのデジタル担当であるオアナ・ラクサンドラは次のように述べている。「P2Eゲームにある機会の大きさを過小評価することはできません」

「スプリンターランドとの提携によって一緒にトークンによるゲームを開発・維持していく中で我々のアーティストと音楽に注目を集めていきたいと思います。この制作によってアーティストに新たな収入の流れを解放するほか、ファンの参加が生み出す価値をより強固なものにしてくれます」

スプリンターランドの創業メンバーでCEOのジェシー・ライヒは次のように語っている。「ゲーム、音楽、仮想通貨、NFT、ディファイ、ブロックチェーンの融合によるコラボレーションを楽しみにしています」

先月、ワーナー・ミュージック・グループはメタヴァースのプラットフォーム「ザ・サンドボックス」とも契約している。

ロブロックスの副社長で音楽部門のトップであるジョン・ヴラスプロスは「現実世界でライヴをやらなくてもヴァーチャルで成功したキャリアを収めるのは可能だ」と考えていると語っている。

「ロブロックスで音楽の在り方の可能性を追求する中で、新たな形式のエンタテインメントが現れる可能性を感じています」

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