Mary McCartney

Photo: Mary McCartney

ポール・マッカートニーはロンドンのサウスバンク・センターで新著について語るイベントに出席することが明らかになっている。

ポール・マッカートニーによる『ザ・リリックス:1956トゥ・ザ・プレゼント(原題)』は子どもの頃の曲やザ・ビートルズやウイングスの曲、長きにわたるソロ・キャリアの曲を通してポール・マッカートニーの人生を振り返るものになるという。

発売日の11月2日の3日後である11月5日、ポール・マッカートニーはロイヤル・フェスティバル・ホールで本書や唯一無二のキャリアについて語ることが決定している。

観客を入れるこのイベントはネットでも生配信される。チケットは現地時間9月17日午前10時に発売される。

『ザ・リリックス:1956トゥ・ザ・プレゼント』には自身のアーカイヴから未公開の下書きや手紙、写真も掲載される。

アルファベット順に編纂された本書は時系列順というよりは多面的なものになっていて、初めて曲の背景を明らかにするテキストが添えられ、曲を書いた時の状況や影響を与えた人や場所、今どう思うかなどが明らかにされる。

「数え切れないほど、自伝を書かないのかと訊かれてきたんだけど、ふさわしい時というのがなかったんだ」とポール・マッカートニーは序文で述べている。

「常にやろうとしてきたのは家にいる時でもツアーに出ている時でも新しい曲を書くことだったからね。ある年齢に達すると、過去の日々の出来事を振り返る日記に立ち返りたい人がいるというのも分かる。だけど、自分にはそういうノートブックはなかったんだ。僕にあったのは自分の曲で、数百もの曲は同じ役割を果たすことが分かったんだ。これらの曲は僕の人生を振り返るものなんだよ」

先月、ポール・マッカートニーは本書に掲載される154曲を公開している。新刊の刊行に合わせて大英図書館では無料の展覧会「ポール・マッカートニー:ザ・リリックス」が11月5日から3月13日まで開催されることも決定している。

ポール・マッカートニーはリック・ルービンとキャリアを振り返るドキュメンタリー番組『マッカートニー3, 2, 1』が配信されている。

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