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ジェスロ・タルは20年以上ぶりとなるアルバム『ザ・ゼロット・ジーン』をリリースすることを発表している。

ジェスロ・タルはインサイドアウトミュージック/ソニー・ミュージックの新たなレコード契約の一環で新作をリリースすることを発表している。

「音楽レコーディングの世界で54年を経て、ジェスロ・タルはかつてのクリサリスを思い起こさせてくれるレコード会社と契約できたことは大きな喜びです。クリサリスは当初インディ・レーベルとして活動し、後年はEMIとのパートナーシップを結んでいました」とフロントマンのイアン・アンダーソンは新たな契約について語っている。

「ここにはロック・ミュージック界において最もクリエイティヴで素晴らしい情熱を持った真の音楽人がいます」

ニュー・アルバムのリリース日は明かされていないものの、『ザ・ゼロット・ジーン』はジェスロ・タルにとって2003年の『ジェスロ・タル・クリスマス・アルバム』を考えなければ、1999年発表の『ジェスロ・タル・ドット・コム』以来の正式なスタジオ・アルバムとなり、プレス・リリースによれば既に完成しているという。

昨年、イアン・アンダーソンは慢性閉塞性肺疾患を患っていることを明かしていた。

ダン・ラザーによる『ザ・ビッグ』のインタヴューを受けたイアン・アンダーソンは「もう生きられる日は限られている」と述べている。

慢性閉塞性肺疾患にかかった原因についてイアン・アンダーソンはライヴ中にステージのスモーク・マシーンにさらされてきたことが主な要因だと語っている。

「50年間、ライヴのステージで暮らしてきたわけだけど、非常に嫌だと言っているのがスモーク・マシーンなんだ」とイアン・アンダーソンは語っている。「まるで肺への被害はなく無害かのように言われているけど、僕の病気の大きく関わっていると思うんだ」

現在のジェスロ・タルのラインナップはイアン・アンダーソン、ギタリストのジョー・パリッシュ・ジェイムス、ドラマーのスコット・ハモンド、ピアニストのジョン・オハラ、ベーシストのデヴィッド・グディアーとなっている。ギタリストのフローリアン・オパールは『ザ・ゼロット・ジーン』に参加しているが、バンドの中心メンバーではないという。

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