21. ザ・サイケデリック・ファーズ

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作品:『ミッドナイト・トゥ・ミッドナイト』(1987年)

フロントマンのリチャード・バトラーはバンドの不完全な通算5枚目のアルバムについて不満を隠さなかった。「『ミッドナイト・トゥ・ミッドナイト』のころは僕たちはひどかった」と彼は語っている。「意図しないままに危ない橋を渡っていて、自分たちのルーツから大きくズレてしまっていたんだ」

22. U2

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作品:『ポップ』(1997年)

ああ何ということだ。ジ・エッジでさえこのU2の骨折り損な『ポップ』にあまりポジティブな点を見いだせない。「結局、妥協のプロジェクトだったのさ」とエッジは語っている。「すべてをミックスし、レコーディングを終えようとしていたし、次のツアーについての制作ミーティングも続いててね。クレイジーな時期だったね。もしミックスが完成しなければ、それは概して悪いってことを意味してたんだ」

23. フェイセズ

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作品:『ウー・ラ・ラ』(1973年)

『ウー・ラ・ラ』はフェイセズの絶頂期からは程遠い内容だ。ロッド・スチュアートはこのアルバムをしっかり愛情を持って覚えてさえいない。彼は後に引用が間違っていると主張したが、『メロディー・メイカー』誌によれば、彼はこのアルバムを「最低」で「ひどいクズ」と説明している。

24. ザ・クラッシュ

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作品:『カット・ザ・クラップ』(1985年)

ザ・クラッシュのアルバムにはほんの少ししか失敗作はない。だが、この『カット・ザ・クラップ』はその数少ない例の1つかもしれない。彼らのベストな作品からはかけ離れた出来だ。ジョー・ストラマーはバンドのラインナップの変更と彼の両親の死に打ちひしがれていた。後に彼は、自分がこのアルバムに集中せず「スペインで山に登ってヤシの木の下で座り込んで泣いていたのさ」と語っている。

25. ヴェルヴェット・アンダーグラウンド

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作品:『ローデッド』(1970年)

その死が惜しまれる気難し屋のルー・リードは、この『ローデッド』に対して典型的な容赦のない扱いをしている。ルー・リードはこのアルバムのリリース前にバンドを離脱したが、拙い編集が自身の最高の楽曲を台無しにしたと言い、こう認めている。「もうこれは捨てたよ」

26. オアシス

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作品:『ビィ・ヒア・ナウ』(1997年)

ノエル・ギャラガー以上に、このオアシスのやりすぎの大げさな3枚目のアルバムについて容赦ない人はいない。彼の裁きは? 「連中の音ときたら、コカインやりながらスタジオ入りして、なってないね。曲は全部マジで長いし、歌詞は全部クソで、リアムは1000分の1秒ごとに何も言葉を発していない。ひどいギター・リフがあって『ウェインズ・ワールド』みたいだぜ」

27. ブラー

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作品:『レジャー』(1991年)

オアシスだけが自らの作品をこき下ろすブリット・ポップの重鎮ではない。デーモン・アルバーンは、彼らのデビュー・アルバム『レジャー』についてとても否定的で、「ひどい」と一蹴している……。

28. ブラー

Richard Johnson/NME

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作品:『ザ・グレイト・エスケープ』(1995年)

同様にデーモン・アルバーンは『ザ・グレイト・エスケープ』についても手厳しい。2007年、彼はこう言い放った。「僕は山ほど過ちを犯した。2つ駄作のアルバムを作った。最初のアルバムはひどいものだった。そして『ザ・グレイト・エスケープ』は混乱の極みだ」

29. ビーチ・ボーイズ

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作品:『M.I.U.アルバム』(1978年)

マイク・ラヴはスタジオ・セッションが「民主主義的過ぎた」と言ったが、デニス・ウィルソンはもっと厳しい言葉をアルバムにも彼の旧いバンドメイトにも浴びせ掛けた。「僕の人生の汚点だ」と彼は狙い撃ちしている。「自滅的というべきか……マイク・ラヴの瞑想を永遠にカルマがぶっ潰してくれればいいと願うよ」きつい言葉だね。

30. ディアハンター

Jenn Five/NME

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作品:『ターン・イット・アップ・ファゴット』(2005年)

地球上でブラッドフォード・コックスくらい明晰に、正直に、話すことが出来る人間が他にいるだろうか? いるわけない。「俺はこのアルバムが大嫌い。ホントに嫌だね」と彼は『ターン・イット・アップ・ファゴット』を振り返って語った。「恥すかしい曲がわんさとあるんだ」

31. ザ・ローリング・ストーンズ

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作品:『サタニック・マジェスティーズ』(1967年)

最もとっ散らかったストーンズのアルバムのうちの1枚であり、バンド自身もそれに同意している。「『サタニック・マジェスティーズ』には駄作がたくさんあるよね」とミック・ジャガーは語っている。「あまりに時間を持て余していて、あまりにたくさんのドラッグをやり、俺たちになんか言うプロデューサーもいなかった。『もう十分だよ。本当にありがとう。俺たち、この曲を完成できるのか?』って感じだったんだ」

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