クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ “Make It Wit Chu”
2007年
多くのすばらしいラヴソングのように、この曲も揺るぎない無償の愛を歌っている。ただ、ロックの要素が加えられたことで、今回のリストの中ではいい意味で一番自堕落な楽曲だろう。
感傷的なポイント:コーラスでジョシュ・オムのファルセットが高く響くところはハートがとろけそうだ。
クイーン “You’re My Best Friend”
1975年
ベーシストのジョン・ディーコンによって書かれた数少ないヒット曲。この優しいバラードは彼の妻で41歳だったヴェロニカへのラヴレターとして書かれた。
感傷的なポイント:フレディ・マーキュリーの恍惚とした「You’re my best friend.(君は僕の親友)」という最後の一節。
シネイド・オコナー “Nothing Compares 2 U”
1990年
プリンスによって書かれた、泣ける1曲だ。それをシニード・オコナーは、「Xファクター」の審査員がベタ褒めするくらい自分のものにして、曲をヒットさせた。この曲で彼女はグラミー賞を獲得し、今でも彼女を代表する曲となっている。
感傷的なポイント:「I could put my arms around every boy I see / But they’d only remind me of you.(出会った男の人たちに腕を回すことはできるけど/彼らはあなたを思い出させるだけ)」
ザ・キュアー “Friday I’m In Love”
1992年
ザ・キュアーのダークな曲調からすると、かなりまっすぐで明るいポップ・ソングだ。ヴォーカルのロバート・スミスはこう語っている。「かなりいいコード進行なんだ。誰も使ってないと思うよ……こんなの自分が思いつくわけがない(と思ったね)」
感傷的なポイント:3分を過ぎたあと、ロバート・スミスが楽しそうに声を上げるところ。
ザ・マグネティック・フィールズ “Love Is Like a Bottle of Gin”
1999年
この短い曲はザ・マグネティック・フィールズの伝説的なアルバムで、その名も『69ラヴ・ソングス』からの1曲だ。様々な愛の形を大きなジンのボトルで表現している。
感傷的なポイント:「It makes the sun shine, makes it rain.(それは太陽を輝かせ、雨を降らせる)」
U2 “With or Without You”
1987年
ブライアン・イーノがプロデュースした楽曲。「インフィニット・ギター(Infinite Guitar)」と呼ばれる、音を振動させ続けるギターを初めて使用した作品でもある。
感傷的なポイント:ボノが曲の中盤で発する典型的な80年代風「woahhhs」という叫び。ビシッとまとめられたポニーテール姿のボノがビデオで見られることも、言っておかなければならないだろう。
ポール・マッカートニー “Maybe I’m Amazed”
1970年
ポール・マッカートニーは再び感傷的な気分のようだ。ただし今回は、当時の妻リンダ・マッカートニーに向けた心あたたまる叙情歌だ。
感傷的なポイント:1番のヴァースでピアノの音階が駆け上がっていく瞬間はグッとくるはずだ。
ラナ・デル・レイ “Video Games”
2010年
ラナ・デル・レイは、インターネット上にアップした、万華鏡のようでレトロな映画を彷彿とさせるビデオ・クリップで話題となり、デビューを果たした。華やかなオーケストレーションに乗せて偏った恋愛関係を歌ったこの曲は、のちにアイヴァー・ノヴェロ・アウォードで最優秀コンテンポラリー・ソング賞を獲得する。
感傷的なポイント:控えめな低音で歌うこの歌詞。「Heaven is a place on earth with you.(あなたといる場所が天国)」
ザ・マッカビーズ “Toothpaste Kisses”
2007年
短い歌詞で構成された曲。フロントマンであるオーランド・ウィークスの口の中でレコーディングしたかのような、直接歌いかけてくるような音の聞こえ方は、取り澄ました恋愛関係を歌っているこの曲にぴったりだろう。
感傷的なポイント:口笛のソロは気取りすぎているが、我々のお気に入りだ。
ウルフマン feat. ピート・ドハーティ “For Lovers”
2004年
おそらく、ピート・ドハーティの一番ロマンティックな瞬間だ。切なく、胸が張り裂けるようなインディー・ラヴソング(悲しいことにあまり注目されていない)は共作者のウルフマンの離婚について書かれている。
感傷的なポイント:初期のコールドプレイ風なギターが響く最後のリフレイン。
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