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プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーは新たなインタヴューでロック・ミュージックについて「失われゆく言語」と考えていると述べている。

『デイリー・テレグラフ』紙のインタヴューに応じたボビー・ギレスピーはロック・ミュージックよりもラップやグライムのほうが「発明性」があると考えていると語っている。

彼は次のように語っている。「ロックはラテン語みたいなものだよね。失われゆく言語なんだ。古くて、終わったんだよ。言うべきことが何もないんだ。ロック・バンドの連中は家電製品を修理しにきたみたいな格好してるだろ」

ラップについてボビー・ギレスピーは次のように語っている。「オカルトの言葉を語っている感じだよね。そして、そうあるべきだしね。アイロニーと知性、発明性にセックス、そして危険な感じがあるんだ」

「ラッパーたちはステージでもアシッドで気が触れたようになり、スキニーで、タトゥーに覆われていて、クレイジーな色をした髪で、ハイ・ファッションだろ。そういう格好をしてる奴らもいるわけでさ……ロックには1人もセックス・シンボルがいないわけでさ。だって、そこにはセックスがないからなんだよ」

「すごく自己憐憫的で、内向的で、それってまさに自分のことだけどさ。ロックは死んだんだ」

ボビー・ギレスピーはそうした考えにもかかわらず、いまだにロックを「愛している」と続けている。「矛盾だということは分かっているんだけど、俺はロックンロールを愛しているんだ。偉大で民主的なアート・フォームだよ。今なおロックを演奏するキッズがいることは嬉しいよね。俺は死ぬまでロッカーだよ」

プライマル・スクリームは今夏、様々なフェスティバルへの出演が控えており、現地時間5月24日にはロンドンで開催されているオール・ポインツ・イーストに出演している。他にもネイバーフッド・ウィークエンダーやラティテュード・フェスティバルに出演するほか、8月にはエジンバラ・サマー・セッションズでヘッドライナーを務める予定となっている。

プライマル・スクリームは5月24日に新たなベスト・アルバム『マキシマム・ロックンロール:ザ・シングルズ』をリリースしている。タイトル通り、本作はバンドのこれまでのシングルをすべて収録したものとなっている。

昨年、ボビー・ギレスピーはBBCで政治番組の司会を務めるアンドリュー・ニールに番組出演後「醜い冗談」だと批判されている。ボビー・ギレスピーはこの時、番組の最後に共演した労働党議員のキャロライン・フリントや元保守党議員のマイケル・ポーティロと共にリトル・ビッグの“Skibidi”のダンスを踊ることを拒否しており、その時の冷めた表情も話題になっていた。

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