POONEH GHANA/NME

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AC/DCのフロントマンであるブライアン・ジョンソンが「半年以内に」ライヴでバンドに復帰する可能性があると聴覚の専門メーカーである「エイシアス」が明らかにしている。

ブライアン・ジョンソンは永久的な聴覚喪失の可能性があることから今年3月にツアーを辞めるよう医師の診断を受けており、長年在籍していたバンドのライヴに参加できない状態となっている。彼に代わってガンズ・アンド・ローゼズのフロントマンであるアクセル・ローズが参加して、直近の「ロック・オア・バースト」ツアーは行われた。

しかし、「チーム・ロック」の報道によれば、ブライアン・ジョンソンは最短で半年以内にAC/DCとのパフォーマンスに復帰できる可能性があるという。

補聴器開発メーカーの「エイシアス」はステージ復帰の支援についてブライアン・ジョンソンとコンタクトをとっており、コロラド州を本拠地とする「エイシアス」は再びブライアン・ジョンソンと面会して、ライヴ・アリーナでも聴覚を保護する製品の試作品のテストを行う見込みとなっている。

この試作品について開発者のスティーヴン・アンブローズは、自社の新たな開発が今回の問題への解答になることを期待しているという。

「今後6ヶ月から12ヶ月の間にブライアンやその他の人々が聴覚を喪失することを恐れることなく、ステージに戻れることになるものが生まれたとしても驚くことはありません」とスティーヴン・アンブローズは語っている。「さらに10段階の技術的進展を起こすのに乗り出そうとしています。それによってブライアンの医師からも、試作品をテストする許可をもらえるのではないかと期待しています」

「さらに聴覚を傷つけることなく、テストすることができるというのを知ってもらわなければなりません。そして、このテストはきっと成功を収めることになると期待しています」

スティーヴン・アンブローズはさらにブライアン・ジョンソンが商品をテストしようとしている意志について賛辞を送り、それによってこの技術の開発を続ける投資を集めるのを手助けしてくれているという。

「ブライアン・ジョンソンと関われたことで多くの大企業からの支援を得る手助けになっています。こうした支援は彼なしには得られないものでした。ブライアンはこの技術を喜んでおり、機能していると言ってくれました。彼は最小型の試作品をテストするのが待ちきれないと言ってくれています。そして、彼とテストを行う準備がほぼできたのです」

「ブライアンは彼自身のためだけにやっているのではなく、聴覚の補助が必要なすべての人のためにやっています。我々は人々の手の届く価格でこの技術を実現させようとしています」

ブライアン・ジョンソンが復帰したとしても、長年ベーシストを務めてきたクリフ・ウィリアムズとは一緒にできないもしれないという。クリフ・ウィリアムズは先日、ワールド・ツアーが終わったのを受けてライヴからの引退を示唆している。

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