JEFF COFFMAN

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リンキン・パークのフロントマンであるチェスター・ベニントンは、バンドのデビュー・アルバムが「メタルの寿命を永らえさせ」ており、「メタルの品位」というフレーズは「本当におかしい」と思うと語っている。

チェスター・ベニントンは、多くのメタルファンたちから音楽性の面で彼の影響を受けたと熱弁されてきた経験について、『メタル・ハマー』誌のインタヴューで語っている。「数日前には『あなたたちが俺の初めて聴いたロックバンドだ』って言う奴に会ったよ。俺はいつでもそんなふうに言われるんだ」

2014年にリンキン・パークがヴァンズ・ワープト・ツアーのカリフォルニア公演に出演した際には、バンドはたくさんのアーティストから一緒にステージでパフォーマンスして欲しいと依頼されたという。『メタル・ハマー』誌に対して、チェスター・ベニントンは、それらのミュージシャンたちは「全員」が「初めて買ったレコードはあなたのバンドのもの」か、「あなたのバンドのお陰で僕は音楽をやっている」のどちらかだった、と語っている。

チェスター・ベニントンは、この体験によって「自分がデフトーンズやメタリカ、ストーン・テンプル・パイロッツを見ていたのと同じように人々から見られるバンドなんだと初めて気付いた」という。

デビュー・アルバム『ハイブリッド・セオリー』は2000年のリリースから幅広い成功を収めているが、メタル・ファンの多くは彼らの音楽がメタルという熟成したジャンルの「品位」を貶めていると信じているという。こういった批判に対して、チェスター・ベニントンは「本当におかしいと思うよ――あの『メタルの品位(the integrity of metal)』っていう言葉さ。俺の意見としては、実際には俺たちがメタルの寿命を永らえさせたんだ」

リンキン・パークは現在、7枚目のアルバムに取り組んでいる。

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