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アナログ盤購入者のうち半数近くは、購入しても実際にそのレコードを聴いていないことが最近の調査で明らかになっている。

ICMの調査によると、アナログ盤購入者の41%はターンテーブルを所有しているが使っておらず、またそのうち7%の購入者はターンテーブル自体を持っていないことが判明している。

BBCの報告によると、残りの52%の購入者はターンテーブルを使用していると回答している。

一方で、半数以上の回答者がアナログ盤を購入する前に同じアルバムをオンライン上のストリーム配信で購入しており、実際にはこのストリーム配信がレトロなアナログ盤の売上を伸ばしているのではないかと考えられる。

アナログ盤はコレクションアイテムとして購入される場合が多いようだが、最近、ロンドンの老舗スーパーマーケット・チェーンのセインズベリーが1980年代以来となるアナログ盤の販売を公表したこともあり、フォーマットの回帰と言える現象が続いている。

セインズベリーは、デヴィッド・ボウイザ・ビートルズニルヴァーナやアデルといったアーティストのアナログ盤の限定販売を、イギリス国内の171店舗で3月21日より開始している。これにより、セインズベリーはイギリスのどのアナログ盤販売店よりも多くの販売窓口を持つことになる。

テスコは昨年、イギリス国内でアナログ盤の再販売を行った最初のスーパーマーケットとして注目を集めていた。

アメリカでもアナログ盤人気が再燃しており、2015年には26年ぶりの高セールスをあげている。

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