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マドンナは現地時間5月4日にブラジルのリオ・デ・ジャネイロにあるコパカバーナ・ビーチで160万人の観客を前にキャリア最大となる公演を行い、「セレブレイション・ツアー」を締めくくっている。

マドンナはこの日キャリア全体に及ぶ26曲のセットリストを披露しており、2組のブラジル人ミュージシャンをゲストに迎えている。アニッタは“Vogue”で共演しており、パブロ・ヴィターは“Music”にゲスト参加している。

「リオ、海と山のある世界でも最も美しい場所にやってこられた。すごいわ」とマドンナは語り、リオ・デ・ジャネイロのシンボルであるコルコバードのキリスト像について「マジック」と評している。

ロイター通信によれば、多くの観客は観るのにいい場所を確保しようと何日も何時間も待っていたとのことで、ボートや海岸沿いのアパートから観る観客もいたという。

マドンナが2012年以来となるブラジル公演を行ったコパカバーナ・ビーチでは2006年にザ・ローリング・ストーンズによって150万人の観客を集めた無料コンサートが開催されているほか、1994年の大晦日にロッド・スチュワートは420万人を動員し、無料ロック・コンサートの新記録を達成している。

映像や写真はこちらから。

この日のセットリストは以下の通り。

Act I
‘Nothing Really Matters’
‘Everybody’
‘Into the Groove’
‘Burning Up’
‘Open Your Heart’
‘Holiday’

Act II
‘Live to Tell’
‘Like a Prayer’

Act III
‘Erotica’
‘Justify My Love’
‘Hung Up’
‘Bad Girl’

Act IV
‘Vogue (with Anitta)’
‘Human Nature’
‘Crazy for You’

Act V
‘The Beast Within’
‘Die Another Day’
‘Don’t Tell Me’
‘This Little Light of Mine’
‘Express Yourself’
‘La Isla Bonita’
‘Music (with Pabllo Vittar)’

Act VI
‘Bedtime Story’
‘Ray of Light’
‘Rain’

Act VII
‘Billie Jean / Like a Virgin’
‘Bitch I’m Madonna’
‘Celebration’

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マドンナの「セレブレイション・ツアー」は2023年7月から始まる予定だったが、命を脅かす細菌感染症にかかったことで延期されていた。先日、マドンナは昏睡状態から目を覚まして最初に口にした言葉を明かしている。「本当に怖かった。だって、治療によって昏睡状態に陥っていて、4日間も分かってなかったんだから。でも、目を覚ました時に最初に発した言葉は『ノー』だった。確かに神様が私に言ってきたのよ。『一緒に来たいか? 私と一緒にこっちに来たいか?』ってね。それで私が言ったのは『ノー、ノー!』だった」

マドンナは療養中は太陽の光を浴びるように医師から勧められたと説明している。

「家から裏庭まで歩いていって、日差しの中で座るのが自分にとっては本当に大変だった」とマドンナは振り返っている。「バカげた話に聞こえることはもちろん分かっている。でも、大変なことだったの。いつ起きることができるかも分からなかったし、いつもう一度自分に戻れるかも分からなかった」

マドンナは次のように続けている。「自分をコントロールできると思えないというのは不思議なことだった。それはなすがままにするという教訓になった」

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