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シェラックは10年ぶりとなるニュー・アルバム『トゥ・オール・トレインズ』をリリースすることを発表している。

スティーヴ・アルビニ、ボブ・ウェストン、トッド・トレイナーから成るシェラックはソーシャル・メディアで新作をリリースすることを発表している。新作は通算6作目となり、2014年発表の『デュード・インクレディブル』以来のアルバムとなる。

新作『トゥ・オール・トレインズ』はタッチ・アンド・ゴーより5月17日にリリースされる。

タッチ・アンド・ゴーのウェブサイトによれば、『トゥ・オール・トレインズ』には“WSOD”、“Girl From Outside”、“Wednesday”、“I Don’t Fear Hell”といった10曲が収録される。アルバムは4つの期間に分けてレコーディングされたとのことで、それぞれ数年の間隔があったと記されている。「レコーディング&ミキシングはシカゴのエレクトリカル・オーディオで、2017年11月、2019年10月、2021年9月、2022年3月の長い週末に行われた」

シェラックは声明で次のように述べている。「バンドはこれまで通り、散発的でリラックスしたペースでライヴやツアーを行います。ライヴとレコード・リリースに相関関係はありません」

新作のトラックリストは以下の通り。

‘WSOD’
‘Girl From Outside’
‘Chick New Wave’
‘Tattoos’
‘Wednesday’
‘Scrappers’
‘Days Are Dogs’
‘How I Wrote How I Wrote Elastic Man (cock & bull)’
‘Scabby The Rat’
‘I Don’t Fear Hell’

スティーヴ・アルビニはこれまでプロデューサーとしてニルヴァーナ、ジミー・ペイジ&ロバート・プラント、ピクシーズらと仕事をしてきている。

昨年、スティーヴ・アルビニは『NME』のインタヴューでニルヴァーナの『イン・ユーテロ』について振り返っている。

スティーヴ・アルビニは全世界で成功を収めた『ネヴァーマインド』の次の作品を手掛けたことは「ごくごく普通のこと」だったとしつつも、セッションの存在は知られないようにしていたと述べている。

「通常のセッションと何も違うところはなかったよ」と彼は語っている。「彼らがすごく有名だったことを除けばね。ファンやくだらないことによって邪魔されないように、秘密にするためにできる限りのことはしなければならなかった。でも、変わっていたのはそこだけだよ」

ミネアポリスから80kmのスタジオでレコーディングは行われたが、一大現象とも言えるニルヴァーナの名声のために彼とニルヴァーナは「人々に邪魔されない場所で」アルバムに取り組むことを求めていたという。

「バンドが付き合いで知っていた人たちからは十分に離れていたし、毎日テレビのクルーが付いてくることもなければ、商売をするドラッグのディーラーもいなかった」とスティーヴ・アルビニは語っている。「噂が外に出ないようにしなければならなかった。スタジオは独立したスタジオで、働いている人の数も少数だったけど、彼らにも秘密を知られたくなかった。それで、サイモン・リッチー・バンドという偽名を使って、自分のアカウントで予約していた。そう、シド・ヴィシャスの本名だよ」

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