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ビヨンセは女性アーティストとして最多のグラミー賞を受賞した記録を達成しており、シンガーとしては男女にかかわらず最多の受賞者となっている。

2021年のグラミー賞でビヨンセは“Brown Skin Girl”で最優秀ミュージック・ビデオ賞を、“Black Parade”で最優秀R&Bパフォーマンス賞を、ミーガン・ザ・スタリオンとの“Savage”で最優秀ラップ・パフォーマンス賞を受賞している。

グラミー賞の司会を務めたトレヴァー・ノアは最優秀ラップ・パフォーマンス賞を受賞した際にビヨンセが最多の記録に並んだことを発表していた。女性アーティストではアリソン・クラウスも27部門を受賞している。

ビヨンセは最優秀R&Bパフォーマンス賞も受賞したことで正式に記録を破り、28個目のグラミー賞を受賞している。「光栄だし、興奮しています」とビヨンセは受賞スピーチで語っている。

「みなさん、ありがとうございます。今の時代を反映させることが自分の仕事であり、私たちの仕事であると思っています。困難な時が続いているからこそ、私や世界全体に刺激を与え続けてくれる黒人のクイーンとキングたちを励まし、勇気づけ、祝福したいと思います」

「この賞は圧倒的なものです。9歳から人生を通して働いてきました。こんなことになるなんて信じられません。非常にマジカルな一夜になりました」

これによってビヨンセはグラミーの受賞数でプロデューサーのクインシー・ジョーンズと並んでいる。2人よりグラミー賞を受賞しているのは31個を受賞している今は亡き作曲家のゲオルク・ショルティとなっている。

ビヨンセはデスティニーズ・チャイルドで最初の3つのグラミーを受賞し、2004年にソロ・アーティストとして初のグラミー賞を受賞している。ビヨンセは最もノミネートされた女性でもあり、これまで62部門でノミネートされている。

ビヨンセはミーガン・ザ・スタリオンと“Savage”のパフォーマンスをグラミー賞授賞式で行う話があったものの、パフォーマンスしないことにしたと報じられている。

また、娘のブルー・アイヴィ・カーターも今回初のグラミー賞を受賞したことが明らかになっている。ブルー・アイヴィ・カーターは“Brown Skin Girl”に参加しているが、最優秀ミュージック・ビデオ賞を受賞している。ブルー・アイヴィ・カーターは9歳での受賞となり、これは史上2番目の若さだという。

ビヨンセは最優秀R&Bパフォーマンス賞の受賞スピーチでブルー・アイヴィ・カーターに触れ、「誇りに思っている」と語っている。

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