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レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストであるトム・モレロは政治観の違うテッド・ニュージェントとの友人関係について語っている。

様々なリベラルの政治活動に関わってきたことで知られているトム・モレロだが、一方、ドナルド・トランプ元大統領を支持してきたテッド・ニュージェントは過激な保守的な発言をこれまでしてきたことで知られている。

『ハワード・スターン・ショウ』に出演したトム・モレロは政治観がかけ離れているテッド・ニュージェントとの友人関係について語っている。「彼の60歳の誕生日の時に連絡をくれた人がいたんだ。『(コメントの)ビデオを作っていて、ギタリストに声をかけているんだ』と言っててね。当時、テッド・ニュージェントは右翼的なパロディーとして世間では知られていて、“Stranglehold”を弾いていた人とは見られていなかったんだ」

彼は次のように続けている。「でも、考えてみたんだ。『テッドの誕生日に作るビデオはどんな意味を持つだろう』ってね。それで考えてみると、二つのことが浮かんで、一つはトム・モレロとテッド・ニュージェントが共有しているものになるということでね。それで、共有しているものの長いリストを書き出してみたんだ。言論の自由の支持者であること、ロックンロールへの愛、ロックンロールを生み出した黒人へのリスペクトとかをね」

「二つ目に浮かんだのはテッド・ニュージェントは思春期のトム・モレロにセックスについて教えてくれたということだった。“Cat Scratch Fever”とかを聴いてきたわけだけど、“Cat Scratch Fever”や“Wang Dang Sweet Poontang”の歌詞は自分にとっては見知らぬ言葉で、完全に知らないことだった。よく遊び場でその意味を訊いてたよ。とにかく、その後、テッドは僕に電話をくれてね。確かに違いはあるけど、彼のことを友人だと思っているんだ」

トム・モレロは2017年にテッド・ニュージェントとの関係について『ガーディアン』紙で次のように語っていた。「僕らは言論の自由について非常に近い見解を持っていてね。彼の自由主義的な部分と僕の無政府主義的な部分はだいぶ重なるとこともあるんだ」

「たまに彼の人種差別的な部分が発動した乱暴なことを言った時にはショートメールを送るんだ。『何を言ってるんですか? 僕らはバリケードの反対側の人たちとは違って、友人として話をすることができるはずです』ってね」

先日、トム・モレロはネットフリックスのコメディ映画『メタル・ローズ』のエグゼクティヴ・プロデューサーを務めることが決定している。

映画『メタル・ローズ』は『ゲーム・オブ・スローンズ』の製作総指揮を務めたD・B・ワイスとデヴィッド・ベニオフがネットフリックスと提携した初の長編作品となっている。

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