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リナ・サワヤマはブリット・アウォーズやマーキュリー・プライズでの受賞資格を獲得している。

リナ・サワヤマは両賞でのソロ・アーティストの受賞資格を変更するために英国レコード産業協会と協議を行っていた。

リナ・サワヤマは現状のルールではイギリスのアーティストと認められず、昨年デビュー・アルバム『サワヤマ』がマーキュリー・プライズの受賞資格から外れる形となっていた。ソロ・アーティストはイギリスないしはアイルランドの国籍を持っていなければならず、パスポートなど国籍を示す公的文書が必要となっていた。

リナ・サワヤマは永住権を取得しているものの、日本では二重国籍が認められておらず、国籍の問題でマーキュリー・プライズの受賞資格から外れている。

今回、リナ・サワヤマは英国レコード産業協会がルールの変更に合意したことを明かしている。「英国レコード産業協会と何度か話し合いをしてきて、ブリット・アウォーズやマーキュリー・プライズでの受賞資格を変更すると決めてくれた一報をみんなに伝えることができて天にも昇る気持ちです」とリナ・サワヤマは述べている。

「今年からイギリス国籍がなくてもノミネーションの受賞資格があります。イギリスで5年以上暮らした人々にも規定が広げられたのです」

「世界各地で#SAWAYAMAISBRITISHの運動をシェアしてくれて、ブリティッシュネスについての重要な議論を促進してくれたことに心の底から感謝しています」

彼女は次のように続けている。「みなさんの声が集まらなければ、実現しなかったと思います。イギリスに住んで26年目になりますが、今後の世代に今回の規定の変更を行うことができたことを誇りに思います。今後はイギリスの音楽の素晴らしさについてさらに多様な定義がなされることになるでしょう。だから、最後にもう一度:サワヤマはブリティッシュなのです」

当時、多くのファンと同様にエルトン・ジョンはリナ・サワヤマの作品が候補作に入らなかったことについてインスタグラムで驚いたことを表明している。「残念なことにすべての人が候補になったというわけではないようだね。臆面もなく言わせてもらえれば、見過ごされた2組のアーティストを宣伝させてもらいたい」と彼は述べ、アルバム『サワヤマ』を「2020年で最も好きな作品」だとしている。

リナ・サワヤマのデビュー・アルバム『サワヤマ』は『NME』が選ぶアルバム・オブ・ザ・イヤー2020で7位にランクインしている。

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