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世界でストリーミングされている楽曲の10曲のうち1曲はイギリスのアーティストという新たな調査結果が発表されている。

この調査は英国レコード産業協会によるもので、世界のストリーミングにおけるイギリスのシェアはGDPの世界シェア(2.2%)の4倍以上であることも記されている。

この調査は14ヶ国の主要な音楽マーケット(オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、ネザーランド、スペイン、スウェーデン、スイス、UK、US)で行われたもので、合算で世界の音源消費のうちの約4分の3に相当する。

英国レコード産業協会は「10曲に1曲という結果はイギリスの音楽産業の世界的影響力を示すものです」と述べ、2つの重要な要因としてストリーミング・サービスによって提供されているアクセスしやすさとレコード・レーベルによる世界的なプロモーションの成果を上げている。

「これまでは届きにくかった音楽マーケット、特にアジアや南米、アフリカにおいてもストリーミング・サービスの世界的展開とレーベルによるデジタル・マーケティングでよりアクセスしやすくなっています」と英国レコード産業協会は続けている。「今では新しく契約したアーティストもこれまでの世代に較べて即座にインターナショナルな影響力を持つことができるのです」

英国レコード産業協会は「新たに世界を席巻しているイギリスのアーティスト」に焦点を当てており、デュア・リパ、ザ・1975、ストームジーらについて「ストリーミング・サービスと共に成長し、それによって巨大な成功を達成しています」と述べている。

ジェリー・シナモン、デイヴ、ヘディ・ワン、J・ハス、ジョルジャ・スミス、エイチらも英国レコード産業協会によって名前が挙げられており、「イギリスを超えて数億回のストリーミングを達成しており、世界的な注目度が上がっています」と述べられている。

「イギリスが独立した貿易国家への道を進む中で音楽はイギリス経済の可能性とクリエイティヴィティの象徴となっています」と英国レコード産業協会のジェフ・テイラーは述べている。

「レーベルのサポートを受けた母国の才能の新しい波によってイギリスのカルチャーと経済は世界の隅々に届けられています。ストリーミング・サービスがアーティストとUKの音楽の継続的成長にもたらす可能性に喜んでいます」

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