フー・ファイターズは『メディスン・アット・ミッドナイト』より2曲目のシングルとなる“No Son Of Mine”が公開されている。
通算10作目となる『メディスン・アット・ミッドナイト』から“Shame Shame”に続く楽曲となった“No Son Of Mine”は新年に公開されることがソーシャル・メディアで予告されており、スニペット音源も公開されていた。
新曲“No Son Of Mine”はクイーンの“Stone Cold Crazy”や『エース・オブ・スペーズ』期のモーターヘッドを彷彿とさせる楽曲となっている。
「この曲は僕ら全員の中に宿っている感じの曲で、ふさわしい時に出すことにしたんだ」とデイヴ・グロールはこの曲について語っている。「歌詞的には独善的な指導者の偽善をからかうものなんだ。建前では反対している罪を犯す人だったんだよ」
“No Son Of Mine”の音源はこちらから。
デイヴ・グロールは新曲のリリースに合わせて手書きのメッセージも公開されている。
「ほぼちょうど1年前に新作『メディスン・アット・ミッドナイト』のレコーディングを終えたんだ。そして、バンドの25周年を記念した世界各地を回る巨大なワールド・ツアーが計画されていたんだ」
「でも、そう御存知の通り、僕らは待つことになった。待って、待って、そして気付いたんだ。僕らの音楽は聴かれるべきために作られたんだってね。5万人の最高の友人たちがいるフェスティバルの場だろうが、度の強いカクテルと共に土曜の夜にリヴィング・ルームに1人でいる時だろうがね。それで、待つのは止めにしたんだ」
「(最低の)2020年にさよならを言って、2021年のカレンダーをめくって、新たなロック・ナンバーの“No Son Of Mine”と共に新年を迎えるんだ」
メッセージは次のように締めくくられている。「飲み物を注いで、曲をかけて、目を閉じて、フェスティバルのフィールドがこの曲で盛り上がっているのを想像してくれ。というのも、そうなるからね。新年おめでとう」
新曲に加えて2月5日にリリースされる『メディスン・アット・ミッドナイト』のトラックリストも公開されている。
グレッグ・カースティンとフー・ファイターズがプロデュースした新作には9曲が収録され、37分の長さとなっている。ダレル・ソープがエンジニアを務め、マーク・“スパイク”・ステントがミックスを担当している。
トラックリストは以下の通り。
‘Making A Fire’
‘Shame Shame’
‘Cloudspotter’
‘Waiting On A War’
‘Medicine At Midnight’
‘No Son Of Mine’
‘Holding Poison’
‘Chasing Birds’
‘Love Dies Young’
『NME』に対してデイヴ・グロールは新作について次のように語っている。「10作目にして25周年だったから、数年前からフレッシュなことをやりたいと決めていたんだ」
「いろんなタイプのアルバムを作ってきたけど、アコースティックなものもやったし、パンク・ロックなものもやったし、ミドルテンポのアメリカーナもやった。いろんなものに寄ったアルバムを作ってきたけど、それで直感的にメロウな大人のアルバムを作る代わりに、『くだらねえ。パーティー・アルバムを作ろう』と思ったんだ」
彼は次のように続けている。「俺たちの大好きなアルバムの多くみたいにビッグなグルーヴとリフがあるものだよ。ファンクやダンス・ミュージックとかとは呼びたくないんだけどさ。俺たちがこれまでやってきたものよりもいろんな意味でエネルギーに満ちたものとなっていて、土曜日の夜のパーティー・アルバムとしてデザインされているんだ」
「そこでかける用に書かれていて、曲も並べられているんだ。そして、9曲が終わった後、またかけたくなるんだよ。“Making A Fire”みたいな曲はスライ&ザ・ファミリー・ストーンのグルーヴがルーツとしてあって、それをフー・ファイターズとして鳴らしているんだよね」
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