レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロはドナルド・トランプ大統領政権についてバンドが「カルマの面では全責任がある」と冗談を飛ばしている。
トム・モレロは新たなインタヴューで1999年発表の“Sleep Now In The Fire”のミュージック・ビデオについて語り、ミュージック・ビデオでは「トランプを大統領に」と書かれたプラカードを掲げた人が登場する。
「ある意味でレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンはこうなることを予言していたと言えるでしょうか?」とトム・モレロは『インタヴュー』誌で尋ねられて、次のように答えている。「カルマの面では全責任があると言えるかもしれないね。謝るよ」
ミュージック・ビデオについてアイディアが広がっていったとトム・モレロは次のように語っている。「(監督の)マイケル・ムーアは実は現場で印刷したプラカードをそこらへんを歩いていたデイ・トレーダーたちに手渡そうとしていたんだ」
「だけど、誰も興味を示さなかったんだ。こんな思いがけない冗談が生まれるとは笑えるよね。思いがけない冗談というのは2020年にいいハッシュタグかもしれないね」
インタヴューでトム・モレロは最近もレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンと同じような存在がいると思うかとも尋ねられている。
「自分がかつてしていたように路上に耳を傾けることをしていないのは認めざるをえないね。でも、ヒップホップでも、フォークでも、ロックでもどんなジャンルにおいても現状に立ち向かう音楽を作っているアーティストがいるということは知っているからね」
「彼らはチャートのトップに立つことはないかもしれないけど、僕らが本当に人間であるために持っている責任として、自分の職業に信念を持ち込まなければいけないんだよ。それはロックンロール・バンドにいようが、ジャーナリストだろうが、高校教師だろうが、建設業の労働組合にいようが、同じだよね。自分のしていることから自分が消えてしまってはダメなんだ」
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンはコーチェラ・フェスティバルやレディング&リーズ・フェスティバルへの出演を含む再結成公演が予定されていたが、新型コロナウイルスのパンデミックで2021年に延期されている。
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