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ニール・ヤングはドナルド・トランプ大統領の選挙活動の集会で自身の楽曲が許可なく使用されたことについて訴訟を起こしている。

ニール・ヤングは現地時間8月4日にドナルド・トランプ大統領への訴状をニール・ヤング・アーカイヴスに投稿しており、選挙活動の集会で自身の楽曲を使用する正式なライセンスを持っていないと主張している。正式に裁判所に訴状が提出されたかは明らかになっていない。

先月、ニール・ヤングはツイッターで自身の音楽を使うことを許可していないと再び言及して、その後ニール・ヤングはドナルド・トランプ大統領を新型コロナウイルスのパンデミックとの闘いに集中させるため法的措置はとらないという公開書簡を出していたが、その意志が変わったことを先日明らかにしていた。

「ドナルド・トランプ大統領の選挙活動は原告の曲を使用しないようにという発言を無視して、ライセンスがないまま意図的に曲の使用を続けました」と今回、訴状には記されている。

訴状は次のように続いている。「選挙活動側は公の政治的催事で2曲を使用するライセンスや原告の許可をタルサで集会を行った時も持っていませんでしたし、今も持っていません」

ニール・ヤングは訴状で「意図的な著作権侵害で求めることのできる最大限の法定損害賠償」を求めている。

ドナルド・トランプ大統領の陣営はこのニール・ヤングの動きに現時点で反応を示していない。

先日、ニール・ヤングはドナルド・トランプ大統領の楽曲使用について「大統領が喋った後にまるで彼のテーマ曲のように“Rockin’ in the Free World”が流れるのを想像してみてくれ。私はそんなことのためにあの曲を書いたんじゃない」と述べている。

また、ニール・ヤングは2006年発表の楽曲“Lookin’ for a Leader”をライヴ・パフォーマンスで披露し、ドナルド・トランプ大統領を踏まえて歌詞を変更している。

新しい歌詞はブラック・ライヴス・マターの運動を支持し、バラク・オバマ前大統領への称賛とドナルド・トランプ大統領への軽蔑を反映したものとなっている。「Yeah, we had Barack Obama/And we really need him now/The man who stood behind him/Has to take his place somehow(そう、僕らにはバラク・オバマがいた。今も彼を必要している。彼を支持する人物がその地位に就かなければならない)」と彼は歌っている。

リンキン・パークも“In The End”が集会で使用されたことを受けて使用禁止命令を出しており、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズやパニック!アット・ザ・ディスコ、ザ・ローリング・ストーンズもドナルド・トランプ大統領に楽曲を使用しないように求めている。

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