サン・ラと数々の仕事をしてきたトランペッターのエディ・ゲイルが亡くなった。享年78歳だった。
セシル・テイラーとも仕事をしているエディ・ゲイルはガンとの闘病の末に現地時間7月10日に亡くなったという。
彼の所属レーベルであるブルーノート・レコーズはインスタグラムで訃報を発表して、追悼の意を表している。
エディ・ゲイルは1960年代から70年代にかけてサン・ラのツアーに参加しており、『シークレッツ・オブ・ザ・サン』、『ランクイッディティ』、『ジ・アザー・サイド・オブ・ザ・サン』、『オン・ジュピター』といったアルバムにも参加している。
彼はラリー・ヤングの『オブ・ラヴ・アンド・ピース』やセシル・テイラーの『ユニット・ストラクチャーズ』にも参加している。
この時期に彼は最初のソロ・アルバム『ゲットー・ミュージック』を1968年にブルーノートからリリースしており、1969年には『ブラック・リズム・ハプニング』をリリースしている。
エディ・ゲイルは以降50年間にわたってバンドリーダーとして数十枚のアルバムのレコーディングに参加しており、2004年には『アフロ・ファイア』をリリースしている。
彼はまたジャズ・ミュージシャンのための「セルフ・ヘルプ・ヘルスケア」という運動の提唱者で、急な資金が必要となったミュージシャンを援助するジャズ・ファウンデーション・オブ・アメリカに寄付を行っている。
20年間にわたってエディ・ゲイルは毎年コンサーツ・フォー・ワールド・ピースとピース・ポエトリー・コンテストを開催しており、コンサーツ・フォー・インナー・ピース・イン・アメリカ・アンド・ザ・ワールドも毎年開催していた。
2017年には『ゲットー・ミュージック』の50周年盤がリリースされている。
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