ビリー・アイリッシュはブラック・ライヴス・マターの運動に反対する人々を非難するジョージ・フロイドを支持するメッセージを公開している。
18歳のビリー・アイリッシュは現地時間5月30日にインスタグラムでなぜ黒人の人々の命が大切ななのか、「理解してもらえる唯一の方法」だとして子供を例に出して説明している。
メッセージの中ではジョージ・フロイドが白人の警官によって殺害された事件の後、各地で暴動が起きる中で「すべての人々の命が大切」だと主張する人々に何度も言及している。
ビリー・アイリッシュはアナロジーを使って「すべての人々の命が大切だ」という議論とは別だとしている。「これはあなたについてのことじゃない」と彼女は白人の人々について語っている。「あなたは必要としていないし、あなたは危険にもさらされていない」
彼女は次のように尋ねている。「友達が腕に怪我を負ったとして、すべての腕が大切だからと、マズはすべての友人にバンドエイドが配られるのを待つことにするの?」
「誰かの家が火事で人が閉じ込められているとして、まずはすべての家が大切だからとその地区のすべての家に消防隊が行くようにするの? 違うでしょ。彼らは必要としていないもの。好きであろうとなかろうと、あなたは特権を得ている。白人であるだけでこの社会は特権を与えている。あなたは貧しいかもしれない。あなたは大変かもしれない。でも、自覚している以上にあなたの肌の色は特権を与えているの」
彼女は次のように続けている。「すべての人々の命が大切というなら、なぜ黒人は黒人だからと殺害されなければならないの? なぜ白人は他の人種が与えられていない機会を得ているの?」
「無実な人の殺害に抗議することで黒人の人々が『サグ』と呼ばれることはなんで問題ないの? なぜか分かる? 白人だからよ。特権よ」
ビリー・アイリッシュは投稿に「#justiceforgeorgefloyd(ジョージ・フロイドの正義を)」というタグを付けている。
ジョージ・フロイドは現地時間5月25日に白人の警官によって取り押さえられて亡くなっている。警官のデレク・ショーヴァンは解雇されて、過失致死の第3級殺人で逮捕されている。
ジョージ・フロイドの死を受けてキラー・マイクやボン・イヴェールも彼を支持する活動を行っている。
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