レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーは亡くなったトニー・アレンに追悼の意を表している。
トニー・アレンのマネージャーは腹部大動脈瘤で彼がパリで亡くなったことを認めている。享年79歳だった。
訃報を受けてフリーはトニー・アレンの写真をインスタグラムに投稿して、長文を添えている。
「これまでに存在した最も偉大なドラマーの一人である素晴らしきトニー・アレンが僕らの下を去った。とにかく最高の人物で、やさしく自由な広い心を持ち、そして、唯一無二の深いグルーヴがあった。フェラ・クティがアフロビートを発明したんじゃなく、フェラ・クティとトニー・アレンが一緒に生み出したものなんだ。トニー・アレンがいなければ、アフロビートはなかった。彼と多くの時間を過ごし、ロンドンのスタジオに閉じこもって、何日かジャムをできたのは幸運だった。天にも昇るようだったよ。彼はこれまでも、今なお自分のヒーローだ。一緒に演奏した時、彼の偉大さを讃えたかったんだけど、始める時は緊張していてね。でも、彼は2歳の子供のように自分を笑わせてくれて、それでうまくいったんだ。なにかしらリズムをレコーディングする時は自分はいつもクリスマス・ツリーのように電飾をつけてたよ。トニー・アレンの長年のコラボレーション相手で友人にして優れた人物であるデーモン・アルバーンと共に随分とジャムをした。ナイジェリアでもパーティーをしたし、ヨーロッパ各地でもパーティーをして、それはいつも音楽についてだった。高く、深くグルーヴすることについてね。トニー・アレン、大好きだよ。あなたとロックする機会があったことに感謝している。あなたの美しい魂に神の御加護を」
トニー・アレンは1940年にナイジェリアのラゴスで生まれ、ジャズ・ドラマーの演奏に触発されて18歳からドラマーとしての活動を始めている。
60年代から70年代にわたってフェラ・クティと活動を共にしてアフロ・ビートの誕生に深く関わり、80年代以降はデーモン・アルバーン、ジェフ・ミルズ、セオ・パリッシュらとコラボレーションを行ってきた。
今年に入ってもヒュー・マセケラとのコラボレーション・アルバム『リジョイス』を3月にリリースしている。
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