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オアシスの元ギタリストであるポール・“ボーンヘッド”・アーサーズはオンラインで行われたオアシスのデビュー作『ディフィニトリー・メイビー』のリスニング・パーティーでアルバムの制作についてこれまで語ってこられなかった話を明かしている。

先週、ザ・シャーラタンズのティム・バージェスはウィークデイにわたってブリットポップの名作を重鎮と共に聴き返すリスニング・パーティーをオンラインで開催している。

ブラーの『パークライフ』やフランツ・フェルディナンドのデビュー作、ザ・シャーラタンズの『サム・フレンドリー』のリスニング・パーティーが行われてきたが、現地時間3月27日にはオアシスが1994年に発表したデビュー作『ディフィニトリー・メイビー』のリスニング・パーティーが開催されている。

リアム・ギャラガーも参加すると言われていたが、リスニング・パーティーには最終的にティム・バージェス、ポール・“ボーンヘッド”・アーサーズ、『ディフィニトリー・メイビー』のアートワークを手掛けたマイクロドットことブライアン・キャノン、80年代から90年代にわたって『NME』のフォトグラファーとして活動し、オアシスの飛躍的な成功の前後で写真を手掛けたケヴィン・カミンズが参加している。

“Rock ‘n’ Roll Star”のプレイバックから始まり、ポール・“ボーンヘッド”・アーサーズは次のようにツイートしている。「自分のギター・サウンドについて考える時、いつも考えるのはこの曲なんだ」

「1時間かけてファンの質問に答えるよ」とツイートしていたポール・“ボーンヘッド”・アーサーズだが、ファンの投稿が「ちょっと早くて、パニックになっている」と述べている。

“Live Forever”についてポール・“ボーンヘッド”・アーサーズはノエル・ギャラガーのギター・ソロについて「28テイク」かかったと冗談を飛ばして、「そうじゃないと言わせないよ」とツイートしている。

コカ・コーラについても何度か言及して、ポール・“ボーンヘッド”・アーサーズは「“Shakermaker”のメロディーはコカ・コーラのCMから取られた」ことを明かしており、「当初、『I’d like to buy the world a coke to keep it company』という歌詞があったものの、コカ・コーラに言われて、削らなければならなかった」とも述べている。

他にもポール・“ボーンヘッド”・アーサーズは“Slide Away”についてモノウ・ヴァリー・スタジオでレコーディングしたオリジナルのセッションから唯一残った曲であることを明かし、「リアムのこれまでで最高のヴォーカル」だという自身の見解を述べている。

最後の楽曲“Married With Children”についてはマーク・コイルズの家のベッドルームでレコーディングされたとしており、次のように述べている。「このギター・サウンドが大好きなんだ。マーク・コイルズの線を繋いでいないエレクトリック・ギターで、ベッドルームにマイクを立てたんだ。リアムのヴォーカルが素晴らしいもう一つの曲だね」

ブライアン・キャノンはアルバムのアートワークについて当初、リアム・ギャラガーはナイフが刺さっているバターの写真にしたがっていたことを明かしている。

ブライアン・キャノンは“Live Forever”のトラック記録の写真も公開し、『ディフィニトリー・メイビー』のジャケットはザ・ビートルズの『オールディーズ・バット・ゴールディーズ』のバック・カヴァーに影響を受けたことを明かしている。また、オアシスの有名なロゴはザ・ローリング・ストーンズのアルバムで見られるデッカ・レコードのロゴに影響を受けていたが、最初はアディダスのロゴのフォントを使っていたことも明らかになっている。

ケヴィン・カミンズは『ディフィニトリー・メイビー』の時期に『NME』のために撮影したオアシスの初期の写真を投稿している。

ケヴィン・カミンズはポーツマスのホテルでリアム・ギャラガーが家具をプールに放り投げたために、座って飲むのに椅子を引き上げなければならなかったことも振り返っている。

ケヴィン・カミンズによるその他の写真はこちらから。

一方、リアム・ギャラガーは兄のノエル・ギャラガーがいなくてもオアシスを再結成したいとツイートしている。

リアム・ギャラガーは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、国民医療制度であるNHSのためにオアシスを再結成させたいと複数回にわたってノエル・ギャラガーに呼びかけていた。

リアム・ギャラガーは次のようにツイートしている。「自分ではなく、NHSにお金のいく形でNHSのチャリティ公演をやるにあたって、いくつかのことを片付けたいんだ。ノエル・ギャラガーがいようがいまいが実現するよ。同じではないけれど、信じてくれ。お前らを吹っ飛ばすよ」

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