フー・ファイターズは通算10作目となるアルバムのレコーディングがいたずら好きな幽霊に邪魔されたと語っている。
フー・ファイターズはカリフォルニア州エンシノにある1940年代の邸宅でレコーディングを行ったが、楽器のチューニングが狂い、レコーディングした音源が消失したことを受けて「様子が変」なことにすぐに気づいたという。
「エンシノにある自宅に入ると、様子が間違いなく変だと分かったけれど、サウンドは素晴らしかったんだよね」とデイヴ・グロールは語っている。「そこで作業を始めたら、すぐにいろんなことが起こり始めたんだ。次の日、スタジオに戻ってたら、すべてのギターのチューニングが狂っていたりね」
「やっていたセッティングがすべてゼロに戻っていたりね。プロツールズを開いてみたら、トラックが消えてしまったりとかさ。僕らがやっていないトラックがあったりね。誰も演奏していないのにオープンマイクでノイズを拾っていたりね」
彼は次のように続けている。「そうしたなかでサウンドに集中したんだ。なにか解読できる声とかを聴いたわけじゃないんだけどさ。でも、何かが起こっていたんだ」
最終的に何が起こっているかを記録するために幽霊がいない間にモニターを設定し、見えたものには秘密を誓うことにしたという。
「家にいる時も監視カメラを見ているようにまでなってね。子どもたちが家で寝ている時もさ」と彼は『モジョ』誌に語っている。「一晩かけてセットして、それで誰かいないか見てみることにしたんだ」
「最初は何もなくてね。自分たちがバカげていたと思うことにしてさ。忘れることにしたんだ。そうしたら、ちょうどその頃に監視カメラで説明ができないものを目にし始めたんだ」
「それで、この家の歴史について知って、地主とは秘密保持契約を結んだんだ。彼はその家を売ろうとしているからね。だから、過去に何が起こったかは言えないんだけれど、短い間に複数の出来事が起こったおかげで、できるだけ早くアルバムを完成させることになったんだ」
デイヴ・グロールは先日、フー・ファイターズのニュー・アルバムが完成したことを明かしている。
「アルバムの制作が終わったところなんだ。そこには45分でできた最高の1曲もあれば、アルバムには25年間取り組んできたリフなんかもあるんだ。シアトルの地下室で初めてデモを作った頃のものなんだよね」
デイヴ・グロールは以前、2017年リリースの『コンクリート・アンド・ゴールド』に次ぐ新作について、「かなり風変わりな」作品になると語っていた。
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