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スティングはジュース・ワールドのヒット曲“Lucid Dreams”をめぐって彼に訴訟を起こしていたという報道を否定している。

ジュース・ワールドのヒット曲“Lucid Dreams”に自身の1993年発表の楽曲“Shape of My Heart’”がリワークされて使用されているスティングは先日、「救急医療」を受けた後にシカゴ空港で亡くなったジュース・ワールドに追悼の意を評している。

「音楽の世界にとってのあまりに悲しい喪失だよ。大きな可能性と、ユニークで掛け替えのない才能を持った若い命を失ったんだ」とスティングは『NME』に発表した声明で述べている。「僕にとって、“Lucid Dreams”は数ある“Shape of my Heart”を書き換えたもののなかでもお気に入りで、この曲は今後何年にもわたって聴かれ続けていくはずだよ。心からの哀悼の意を家族に送るよ」

スティングはインスタグラムにもジュース・ワールドの写真を投稿して、キャプションで次のように述べている。「才能あるジュース・ワールドというアーティストを悲しくも失ってしまったんだ。僕の思いは彼の家族や友人たちと共にある」

スティングは以前、“Lucid Dreams”から受け取っているロイヤリティについて「孫たちが大学に通うことができる」ほどだと冗談を飛ばしている。スティングについては85%のシェアを受け取っているとされていた同曲のロイヤリティをめぐって、さらなる支払いを求めてジュース・ワールドに対して訴訟を起こしたことが報じられていた。一方で、ジュース・ワールドは『NME』に対し、スティングは報じられている以上のシェアを受け取っているとした上で、そのことは気にしていないと語っていた。

今回、スティングのスポークスマンは米『ビルボード』誌に対してスティングがジュース・ワールドを相手に訴訟を起こしたという報道は「事実ではない」と述べている。

「TMZ」によれば、カリフォルニア発の飛行機に乗っていた本名をジャラド・アンソニー・ヒギンスというジュース・ワールドはシカゴに着陸した後で間もなくして発作を起こしたという。地元当局によれば、彼らは現地時間12月8日午前2時に空港に急行して彼に応急措置を施し、その後で彼をアドヴォケイト・キリスト病院に搬送している。

イリノイ州のクック郡検視局はその後、『ニューヨーク・タイムズ』紙に発表した声明でジュース・ワールドが亡くなったことを認めている。

ジュース・ワールドの訃報を受けて多くのファンがソーシャル・メディアで亡くなった彼を偲んでいるほか、アメリカのアマゾン・ミュージックやアップル・ミュージック、スポティファイのチャートで彼の楽曲が首位にランクインしている。

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