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テイラー・スウィフトはアメリカン・ミュージック・アウォーズの授賞式で予定されていたパフォーマンスが自身のカタログ音源を購入したスクーター・ブラウンとスコット・ボーチェッタに阻止されたと告白したことを受け、彼女を支援するために立ち上げられたキャンペーンに6万人以上の署名が集まっている。

スクーター・ブラウンによるイサカ・ホールディングスは今年6月、スコット・ボーチェッタによるビッグ・マシーン・レーベル・グループを3億ドル(約324億円)で購入したことを発表している。ビッグ・マシーン・レーベル・グループはデビュー・アルバム『テイラー・スウィフト』から2017年発表の『レピュテーション』までの権利を保有している。

テイラー・スウィフトは当時、前レーベルをスクーター・ブラウンに買収されたことを受けて遺憾の意を表明しており、彼からは「巧みに操られた執拗ないじめ」を長年受けてきたと批判していた。

今回、テイラー・スウィフトは予定されていたアメリカン・ミュージック・アウォーズの授賞式でのパフォーマンスや、ネットフリックスで制作が進んでいたというドキュメンタリーで過去の音源を使用することをスクーター・ブラウンとスコット・ボーチェッタによって阻止されたと主張している。また、テイラー・スウィフトは自身が新レコーディング版を制作しないことや、スクーター・ブラウンとスコット・ボーチェッタについて言及することをやめることに同意すれば自身の音楽を使えると彼らから言われたともしている。

テイラー・スウィフトの告白を受け、「Change.org」では彼女が過去の音源を使用する権利を取り戻すのを支援するための請願書が立ち上げられており、記事執筆時点で6万人以上の署名が集まっている。

ファンのジェイド・ロッシによって立ち上げられた請願書について、ウェブサイトでは次のように述べられている。「彼らはテイラーが昔のアルバムを再レコーディングする権利を放棄し、彼らの名前に言及するのを止めない限り、彼女が自身の手で書いた楽曲をパフォーマンスすることや使用することを拒否しました。卑劣で、ほとんど恐喝とも言える行為です。いかなるプロジェクトにおいても、彼女に自身が書いた音楽を使わせないというのは人を操縦するような行為であり、あまりに強欲です」

「彼らをこのまま放置すれば、音楽業界におけるおぞましい性差別や、芸術を作ることだけが望みの比較的小規模なアーティストや新人アーティストに対する操縦が今後も続いてしまうことになるでしょう」

「Change.org」で立ち上げられている請願書はこちらから。

https://www.change.org/p/scott-borchetta-scooter-braun-the-carlyle-group-let-taylor-swift-perform-use-her-art?

テイラー・スウィフトは発表した声明の中で、自身に起きていることを公開することで変化をもたらすことを目指しているとして、ファンに対して「スクーター・ブラウンとスコット・ボーチェッタにみんながどう思っているか教えて」ほしいと述べている。「私に送られてきたメッセージは基本的に分かりやすいものだったわ」と彼女は記している。「お嬢ちゃん、黙りなさい。さもないと、罰を受けるわっていうね」

リリー・アレンはテイラー・スウィフトの告白にいち早く反応を示した1人となっており、次のようにツイートしている。「テイラーと連携しなくてはいけないわ。これはおぞましいことだし、音楽にはどうして『#MeToo運動』のような瞬間が訪れないのかしら?」

スクーター・ブラウンとスコット・ボーチェッタは現時点でテイラー・スウィフトの投稿に反応を示していない。しかしながら、スクーター・ブラウンは今年9月、ビッグ・マシーン・レーベル・グループを買収したことをめぐる騒動に対して次のように反論している。「僕が悪意をもって何かをやることはない。僕は公明正大に行うことを心がけているんだ。正しい行いを心がけているよ」

「誰かの行動にすべての人が満足することはないわけでね。これは僕が時間をかけて学んだことなんだけど、長い目で見れば、いつか真実が明らかになるんだ。僕はそう確信しているよ」

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