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ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるロニー・ウッドは新たなインタヴューで過去の依存症との闘いやガンを克服した体験を振り返っている。

ロニー・ウッドは『デイリー・ミラー』紙によるインタヴューで過去の薬物やアルコール依存症との闘いについて言及して、当時は「自分がよくない場所にいる」ことに気が付いていなかったとしながらも、当時について「何も変えたいとは思わない」と語っている。

「フリーベース(コカインを使った高純度の薬物)というのは克服するのにとても時間がかかるんだ。厄介なものなんだよ」とロニー・ウッドは『デイリー・ミラー』紙に語っている。

「けど、振り返ってみても(過去を)何も変えたいとは思わないね。あれは僕にとっての学習曲線のようなもので、避けては通れないものだったんだよ。実際に使っている時は、自分がよくない場所にいるなんてことは分からないわけだけどさ。振り返ってみた時に初めて、『参ったな、あれはひどかったよ』っていうことを思えるんだ」

「人間という動物はあらゆることを乗り越えることができるんだよ。自分が何かを克服したことには、振り返ってみるまで気が付かないんだ。人生とはそういうものなんだよ。サバイバルなんだ。僕は今もここにいられることを幸運に思うよ」

同じインタヴューの中で、ロニー・ウッドは2017年に肺ガンを克服した体験についても振り返っている。ロニー・ウッドは当時、5時間におよぶ手術で腫瘍を全摘出することに成功しており、ガンが転移することなく、ここまで再発していないことに感謝しているとして次のように語っている。

「左の肺にあった癌を取り除くことができて、それがどこにも転移しなかったことは幸運に思っているよ」と彼は語っている。「この間、改めて検査を受けたんだけど、今回も危険な状態にないという診断だったんだ。大切なのは検査を続けることなんだよ。僕は半年毎に精密検査を受けているんだけど、その価値はあるよ」

現在は41歳の妻であるサリー・ハンフリーズやアリスとグレイシーの3歳の双子の娘と共に比較的穏やかな生活を送っている現在72歳のロニー・ウッドだが、彼は禁酒や喫煙のためには日々の積み重ねが重要だとして次のように語っている。

「サリーは決して怒鳴るようなこともしないし、『止めなさい』なんてことも言ってこないんだけどさ。彼女はどちらの状態の僕にも理解を示してくれているけど、今の僕はまったくタバコを吸わなくなったし、お酒や薬物もやらなくなったんだ」

「シラフでい続けるのには日々の積み重ねが大切なんだ。僕は瞑想の本を持っていて、1日を計画通りに始めるようにしているんだ。1日1日やることが重要なんだよ」

ロニー・ウッドは次のように続けている。「毎日、毎時間、そして今この瞬間にも、『そうだよ! 全力で生きないとな!』 っていうことを思っているよ」

ロニー・ウッドはドキュメンタリー作品『ロニー・ウッド:サムバディ・アップ・ゼア・ライクス・ミー』がイギリスで11月26日より公開されることが決定している。

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