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ザ・ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハートはフロントマンであるキップ・バーマンの声明を通じて解散することを発表している。

ザ・ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハートはキップ・バーマンによって2007年に結成され、シンガー/キーボーディストのペギー・ワン、ベーシストのアレックス・ナーイドゥス、ドラマーのカート・フェルドマンが在籍していた。彼らは2009年にセルフタイトルのデビュー作をリリースして以来、2011年の『ビロング』、2014年の『デイズ・オブ・アバンダン』、2017年の『ジ・エコー・オブ・プレジャー』という、さらに3枚のスタジオ・アルバムをリリースしている。

現地時間11月4日にインスタグラムに発表した声明でキップ・バーマンは次のように述べている。「2007年にペギーやアレックス、(間もなく加入した)カートと共にペインズを結成してから、僕の人生は革新的に変わることになった。そして僕は、新しいプロジェクトであるザ・ナチュラルに注力することに決めたんだ」

「ペインズは僕の人生における特別な瞬間だった。ニューヨークに初めて引っ越して来た時にグループを結成して、最後のアルバムとなった『ジ・エコー・オブ・プレジャー』が完成して間もなくして僕に娘が誕生し、ニュージャージー州のプリンストンに引っ越すことになった。あの時以来、僕が同じ感情を抱いたことは一度もないし、当時作っていた音楽と同じ感覚のものを作れたこともない。けど、これは僕の心にとっても、僕の音楽にとっても素晴らしいことなんだ」

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Kip here. My life has changed radically from the time I started Pains with Peggy, Alex and (soon after) Kurt in 2007, and I’ve decided to focus on a new project @the_natvral. Pains was a distinct moment in my life. I started the group when I first moved to New York and completed our last record, “The Echo of Pleasure,” shortly before my daughter was born and I moved to Princeton, NJ. From that time forward, I never really felt the same – and the music I was creating didn’t feel the same either. But this is good, both for my heart and my music. I know some of you equate “PAINS” with a particular lineup of people, but I’ve always felt that whoever I collaborated with has been “the real band,” because what animated the music was so consistent. But now, that strange something that inspired what we were able to create is absent. What has taken its place feels very different, and I have to express it in a different way. I’ve spent this past year making a new record, and hope to share it sometime next year. In the meantime, you can hear a cover I did of one of my heroes, Dear Nora, in the bio. If you are curious as to what other PAINS people are now up to: Kip: @the_natvral Alex: @massagetheband Peggy: @store_front_nyc Kurt: @kurt_feldman The Ice Choir Tenser Timpani Christoph: @ablebody + live w/ @jerrypaper_reality Jacob: @the_natvral @jeanines Dream Diary (?!) Drew: @wearebeverly @publicpractice Anton: @beachfossilsnyc Connor: @dondadi Jen: Showtime Goma @jengoma Jess Weiss: @fearofmen Elspeth: @shopnoctiluca Jess Krichelle Rojas: @JessKrichelle Chris: @archofloveband Brian: @peeldreammagazine @lunaretteny @the_natvral Photo: Pavla Kopecna

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キップ・バーマンは次のように続けている。「『ペインズ』のことを特定のラインナップで考える人たちがいることは知っている。けど、コラボレーションした相手が誰であれ、僕はいつだって『本物のバンド』だって感じていたよ。音楽に命を吹き込んでいたものは、ずっと一貫していたんだ」

「けど、今では僕らに創造力を与えてくれていた奇妙なものがいなくなってしまったんだ。それに取って代わったものは実に異なるもので、僕は違った方法でそれを表現したいと思っている」

2018年10月にザ・ナチュラルとしてのファーストEP『ノウ・ミー・モア』をリリースしているキップ・バーマンは続けて、現在はニュー・アルバムの制作に取り組んでいると明かしている。

彼は次のように述べている。「この1年は新作の制作に費やしてきたんだ。来年にはリリースできることを願っているよ」キップ・バーマンは最近取り組んでいたという“You Looked Like a Portrait”のカヴァー音源も合わせて公開している。

“You Looked Like a Portrait”の音源はこちらから。

『NME』はザ・ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハートによるセルフタイトルのデビュー作について4つ星を付けたレヴューで次のように評している。「去年の今頃は誰かがブルックリンにあるすべてのリサイクル・ショップに(ポール・サイモンの)『グレイスランド』のCDを置いて回っているかのようだった。今年は『NME』の伝説的なコンピレーション・カセット『C86』で同じことが起こっている。ふさわしいアーティストが大勢いるのだ。ヴィヴィアン・ガールズやクリスタル・スティルツ、そして彼らである」

「実に気取ったバンド名から、シンガーであるキップ・バーマンによる不自然なアクセントまで、すべてが間違った叫び方なのだが、それが実に正しいサウンドとして聴こえてくる。ジーザス&メリーチェインの要素もあれば、思わず萎縮してしまうようなモリッシー風の言い回しもあるし、あらゆるところに初期のマイ・ブラッディ・ヴァレンタインを彷彿とさせるような無秩序さが漂っている。しかし、彼らの音楽は単なる多くの要素の寄せ集めなどではなく、研究するのは骨の折れる作業になるだろう。ハートのすぐ近くに留めておくべき、ピュアなインディー・ポップである」

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