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レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーは今秋に出版を控えた待望の回想録について語っている。

『アシッド・フォー・ザ・チルドレン(原題)』と題されたフリーの回想録はパティ・スミスによる序文が収録され、11月4日に刊行されることが決定している。フリーが回想録に取り組んでいることは2014年に明らかになっていた。

2014年に発表されたプレスリリースでは回想録について、フリーが「自身の強烈で壮大な人生の物語を綴る」ものになると説明されており、郊外で育ったニューヨークでの生活から「反抗的な若者としてロサンゼルスのストリートで生活していた時期」までを描いたものになるとされていた。

400ページにおよぶこの回想録については「オーストラリアからニューヨーク郊外、そしてロサンゼルスに至るまで、今のフリーを形成した時期についての極めてパーソナルで明示的な旅に読者を案内します。フリーは笑える逸話や詩的な瞑想、そして時には空想世界への旅を通じて、アーティストやミュージシャン、そして若者としての自身を形成した経験を時系列を追いながら器用に綴っています」と述べられている。

さらに公式の概要は次のように続けられている。「彼の綴る幻想的でジャズのような散文が、享楽や危険、混乱、そしてインスピレーションが至る所に転がっていた1970年代から80年代にかけてのロサンゼルスに、リアルで輝かしい命を与えています。ここにいるのは若かりし頃のフリーで、荒れた実家での生活から抜け出したいと願っていた彼は、同じようにはみ出し者だったミュージシャンやアーティスト、ジャンキーたちのコミュニティの中に新たな家を見つけたのです」

「ほとんどの時間をパーティーや小さな犯罪を犯すことに費やしていていたフリーでしたが、彼は音楽の中に意義を見出し、自身の抱えたフラストレーションや孤独、愛を表現できる場所を発見しました。このことは彼の人生を変えるような出来事に繋がることとなり、彼は親友であり、ソウルメイトでもあるイタズラ仲間たちと共に、後にレッド・ホット・チリ・ペッパーズとなるバンドを結成することを決めたのです」

今回、フリーは『パブリッシャーズ・ウィークリー』誌とのインタヴューで自伝について次のように語っている。「ロックスターの本は書きたくないと思ったんだ。レッド・ホット・チリ・ペッパーズについてではなく、文学の一つとして成立するような本を書くというチャレンジを自分に課したんだよ」

「個人的にはそのほうが面白いと思ったし、いい目標になると思ったんだ。俺の子供時代は終わってしまっているけど、バンドは今も続いているわけだからね。回想録を書いてくれないかって何度も依頼されていたんだけど、一度も書きたいとは思わなかった。有名人についての本を書くという考え方が好きじゃなくてね。ゴーストライターに書いてもらうのも嫌だったし、腰を据えて、書くことに専念できるようになるまでは本を書きたくないと思ったんだ」

フリーは文章を書くという行為について次のように語っている。「書くという行為は好きになったよ。1時間頭を悩ませた末に文章を書くんだけど、思いつくたびにものすごく心地のいい気分になるんだ。これまでに使ったことがなかった創造力の領域を使っているような感じなんだよ」

レッド・ホット・チリ・ペッパーズは先日、2016年にリリースした通算11作目となる前作『ザ・ゲッタウェイ』以来となるニュー・アルバムに取り組んでいることが明らかになっている。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズは今週末にサマーソニック2019でヘッドライナーを務めることが決定している。

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