ウィルコは新作『オード・トゥ・ジョイ』をリリースすることを発表し、リード・シングル“Love Is Everywhere (Beware)”を公開している。
ジェフ・トゥイーディー率いるウィルコは2016年発表の『シュミルコ』に続く通算11作目となるアルバムを10月4日にリリースするという。アルバムには“Bright Leaves”、“One and Half Stars”、“Quiet Amplifier”、“White Wooden Cross”といった11曲が収録される。
アルバムから公開された“Love Is Everywhere (Beware)”の音源はこちらから。
ニュー・シングルについてジェフ・トゥイーディーは次のように述べている。「あるべきものは憎しみよりも愛なわけでさ。そうだよね? 僕らがそれに確信を持っていることが果たして正しいのか、必ずしもそう思えない時があるんだ。いずれにせよ、そうした定式が最高の自分自身を目指す上での一番のモチベーションになるわけではないと思い始めていてね。家族や友人といった気心の知れた関係の外に対しても愛を提供しようと努力するべきだと考えてしまう時、そう考えることで肩の荷が降りるんだよね」
「だから……この曲は自分自身に対する『そう。愛はどこにだってあるんだ。でも、気をつけろよ』という戒めみたいなものでね。そうした感情に、自分自身に課された創造の義務を邪魔させるわけにはいかないからね」
ジェフ・トゥイーディーは『オード・トゥ・ジョイ』のインスピレーションについても言及して、新作について世界が「ひどいものになっていく」なかで感じる喜びを反映したものになっていると語っている。
「このアルバムは奇妙な形での頌歌なんだ」とジェフ・トゥイーディーは語っている。「恐ろしいことが起きていたり、人々の日々の生活に権威主義がどんどん浸透してきているなかで、僕らは様々な感情を一度に抱えることになるわけだけど、そんななかでも、そのために闘う価値があるような感情が一つあって、僕らには世界がひどいものになっていくなかでも喜びを感じる自由があるんだ」
『オード・トゥ・ジョイ』のトラックリストは以下の通り。
1. Bright Leaves
2. Before Us
3. One and Half Stars
4. Quiet Amplifier
5. Everyone Hides
6. White Wooden Cross
7. Citizens
8. We Were Lucky
9. Love is Everywhere (Beware)
10. Hold Me Anyway
11. An Empty Corner
ウィルコはニュー・アルバムのリリースに先駆け、9月にUKを含むヨーロッパ・ツアーを行うことも発表されている。
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