アダム・ランバートはヴォーカルとして帯同しているクイーンとのツアーが自身の来たるニュー・アルバムに与えている影響について語っている。
アダム・ランバートはニュー・アルバム『ヴェルヴェット』をリリースすることを先日発表しており、先月アルバムからのシングルとなる“New Eyes”を公開している。
アダム・ランバートは『NME』とのインタヴューで新作について次のように語っている。「いろいろな楽曲が入っているし、(シングルとは)異なるエネルギーのものになっているけど、共通した要素としては、ソウルフルなものになっているかな」とアダム・ランバートは語っている。
2009年に「アメリカン・アイドル」に出演したことがきっかけでキャリアをスタートさせたアダム・ランバートは、1991年に亡くなったフレディ・マーキュリーの代役として、2009年までヴォーカルを務めていた元フリーのポール・ロジャースに続いて2012年よりクイーンのリード・ヴォーカルを務めている。
クイーンとのツアーは新作に影響を与えているかと訊かれると、アダム・ランバートは次のように答えている。「クイーンのような曲を作ろうとは思っていないけど、(クイーンとのツアーを)7年間やってきたことで、自分の中に浸透しているものがあることは間違いないよ」
「クイーンの楽曲は今日でも機能するものになっているわけでね。とてもタイムレスな楽曲なわけでさ」とアダム・ランバートは続けて語っている。「それには理由があるんだ。どの曲にも、力強いメロディーがあるんだよ。それに、どの曲のコンセプトも普遍的なものになっている。人間の精神だったり、受け入れることについてだったりね。そういった要素は、僕の中で人と繋がる音楽を作る上での基準になっているよ」
アダム・ランバートはまた、クイーンのメンバーと初めて対面した時から10年が経ったという実感はあるかという質問には次のように答えている。「つい最近の出来事のように思うこともあれば、別の人生で起きたことなんじゃないかって思うこともある。すごいことだよ」
一方、クイーンのギタリストであるブライアン・メイは先日、アダム・ランバートについてフレディ・マーキュリーを受け継ぐのに完璧な人物だと賛辞を送っている。
「アダムはフレディがやっていたことやそれ以上のことはできるんだ。アダムのことをどう言ったって構わないよ。彼はやってのけるからね」とブライアン・メイは『ギター・ワールド』誌に語っている。
「彼は生まれながらに自己顕示欲の強い人なんだ。彼はフレディではないし、フレディになろうともしていない。けど、アダムにはフレディと同じものが備わっているんだよ」
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.