レオン・レッドボーンが亡くなった。享年69際だった。
訃報はレオン・レッドボーンのオフィシャル・サイトで発表されており、年齢を明かそうとしなかった彼にちなんで次のように始まっている。「2019年5月20日の早朝に127歳でレオン・レッドボーンが美しい海岸へと三角州を渡ったことを重い心持ちと共に発表します」
「彼はギター、信頼できる相棒のローバー、帽子での挨拶と共に我々の世界を旅立っていきました。彼のいない間、ブラインド・ブレイクやエメット・ミラー、ジェリー・ロール・モートンがどうしていたか、気になっているでしょうし、サーリ・バラバシュと一緒に熱を込めて歌うことを計画しているはずです。アッシュールバニパルの図書館の文字から注がれる永遠は心地よい安息となり、リー・モースとはウィスキーショットを1杯か2杯飲むはずです。彼の大好きだったシュッピルリウマ1世とはヒッタイトについて長く時間を超えて話し込むのでしょう。既に彼を惜しんでいるファンや友人、愛する家族に対して、彼はそんな王国の中でこういうはずです。『静かにしてくれ……ありがとう。みなさん、こんばんは』」
20世紀初期のブルースやラグタイム、ジャズ、ティン・パン・アレイへの造形が深かったレオン・レッドボーンは本名をディクラン・ゴバリアンと言い、1949年にキプロス島で生まれている。公衆の注目を集めるようになったのは1970年代のことで、そのスタイルにはボブ・ディランからも賛辞が寄せられ、最近では2003年に映画『エルフ』にズーイー・デシャネルとのデュエットである“Baby It’s Cold Outside”を提供していた。
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