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ザ・1975のマット・ヒーリーはアラバマ州のフェスティバルに出演した際、女性の権利に対する積極的な発言を行い、同州で先日可決された、いかなる妊娠の段階でも中絶を違法とする法案について反対する姿勢を示している。

先週、レディー・ガガ、リアーナ、ケイシー・マスグレイヴスといったミュージシャンはこの物議を醸している法案に抗議しており、今回の法案通過は「悪質」だと述べている。

アラバマ州の中絶禁止法は今週、賛成25票、反対6票により州上院議会を通過し、ケイ・アイヴィー州知事が署名して成立している。この新法はアラバマ州における中絶を妊娠期間にかかわらず全面的に違法としたもので、中絶手術を行った医者は10年から99年の禁固刑に処される。

アラバマ州で開催されたハングアウト・ミュージック・フェスティバルに出演したザ・1975のマット・ヒーリーは次のように語っている。「俺がすごく怒っている理由は(あの法案が)生活の保全のためではなく、女性の支配だと考えているからなんだ」

彼は続けて法案を通過させた人物を批判している。「あいつらは聖なる人々ではなく、単純に女性蔑視の最低な野郎たちだよ」

彼は次のように続けている。「これ以上、重要なことがあるか? 女性の生殖器官について女性が自分の思うようにできる自由以上のね」

観客が撮影したその時の模様はこちらから。

レディー・ガガは今回の法案について次のようにツイートしている。「アラバマ州の中絶禁止は非道な行いだし、レイプや近親相姦、同意のない行為を受けた被害者を考慮しないなんてなおさら悪質よ」

「それで中絶手術をした医師は多くのレイプ犯よりも重い罪になるっていうの?」

彼女は次のように続けている。「こんなの茶番劇だし、この法律の手にかかって苦しむすべての女性と少女のために祈りを捧げるわ」

リアーナは法案に賛成したアラバマの上院議員の画像を投稿して、議員の顔ぶれの中に女性がいないことを指摘している。「見てちょうだい」と彼女は綴っている。「この連中がアメリカの女性に決定を下しているバカな奴らよ」彼女はさらにアラバマ州知事を名指しして、次のように述べている。「ケイ・アイヴィー州知事……恥を知れ」

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