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2020年のアメリカ大統領選挙への出馬を表明しているインディアナ州サウスベンド市長のピート・ブーティジェッジは新たなインタヴューの中でハーバード大学の在学中に書いたレディオヘッドについてのエッセイを振り返っている。

ピート・ブーティジェッジは『LAタイムズ』紙のインタヴューに応じて、ハーバード大学の在学中に書いたレディオヘッドについてのエッセイに関する質問に答えている。ピート・ブーティジェッジは在学中にレディオヘッドとデイヴ・マシューズ・バンド、アメリカ同時多発テロ事件の関連性についてのエッセイを書いていたという。

『ロサンゼルス・タイムズ』紙のインタヴュアーが前回の大統領選の時は気分が沈んでレディオヘッドを何度も聴いていたとピート・ブーティジェッジに話すと、彼は次のように応じている。「そうだね。そういう意味では、すごくタイムリーだと思う。大学院生の時にすごくわびしい気持ちを感じていたのを覚えているよ。ちょうどその頃にトム・ヨークの『ジ・イレイザー』が出たんだ。あのアルバムは当時の重い雰囲気をよく表していたと思う」

ピート・ブーティジェッジは学生時代にレディオヘッドの『キッドA』についてのエッセイを書いていたことを指摘されると、次のように語っている。「参ったな。覚えていないよ。僕は何と言っていたかな?」とピート・ブーティジェッジは語り、レディオヘッドの人気をアメリカ同時多発テロ事件以降の世界の雰囲気に結びつけていたことをインタヴュアーから伝えられると、次のように続けている。「おっと、それは興味深いね。僕らはみんな進化するんだ」

また、ピート・ブーティジェッジはレディオヘッドのお気に入りのアルバムとして2003年発表の『ヘイル・トゥ・ザ・シーフ』の名前を挙げている。「それがこの質問の難しいところなんだけどさ。僕は『ヘイル・トゥ・ザ・シーフ』なんだ。『OKコンピューター』や『キッド A』ほどの聖典ではないことは分かっているけど、他の作品よりも統一感のあるアルバムだと思うね」

同じインタヴューの中で、ピート・ブーティジェッジは大統領選に当選した際に就任式で演奏してもらいたいミュージシャンについても言及している。ピート・ブーティジェッジは以前、就任式ではフィッシュに演奏してもらいたいと語っていた。

「僕が好きな音楽のほとんどは、就任式には適さないような暗い音楽だからね」とピート・ブーティジェッジは語っている。「けど、もしもう一度誰かのライヴを観られるのだとしたら、トム・ヨークとレディオヘッドだね。就任式に向いているかは分からないけどさ。そうだろ?」ピート・ブーティジェッジはより明るめなアーティストとしてリン=マニュエル・ミランダとデイヴ・マシューズ・バンドの名前も挙げている。

一方、レディオヘッドのフロントマンであるトム・ヨークは自身初となるクラシックの楽曲“Don’t Fear The Light”のレコーディング音源が今週ラジオで初めて放送されることが明らかになっている。

トム・ヨークは現地時間4月28日に、2台のピアノと電子ピアノ、モジュラーシンセサイザーのために作曲した3つのパートからなる“Don’t Fear The Light”の音源がエリザベス・アルカーが司会を務めるBBCラジオ3の新番組「アンクラシファイド」で初放送されることが発表されている。

トム・ヨークは先日までザ・ナショナルのブライス・デスナーやピアニスト・デュオであるカティアとマリエルのラベック姉妹と共に「ミニマリスト・ドリーム・ハウス」と題したツアーを行っており、今回公開される音源はそのパリ公演でブライス・デスナーと共に披露したパフォーマンスを収録したものとなっている。

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