GETTY

Photo: GETTY

リチャード・トンプソンはテイラー・スウィフトやビヨンセについて彼女らは「ブランド」であるとして、彼女たちの成功は「音楽」によるものではないと語っている。

元フェアポート・コンヴェンションのメンバーで、現在70歳のリチャード・トンプソンは『インディペンデント』紙のインタヴューに応じて、ポップ・ミュージックや「現代のセレブリティ文化」におけるアティテュードの問題について語っている。

名声についてリチャード・トンプソンは次のように語っている。「僕は自分がスターではないことに満足しているんだ。スーパーマーケットに行けなかったり、通りを歩けなくなってしまうのは最悪だろうからね。ほとんど知られていないくらいがいいんだ」

リチャード・トンプソンは続けて、「現代のセレブリティ文化は変だ」とした上で、現代のポップ・ミュージックについての持論を語っている。

「ビヨンセやテイラー・スウィフトのようなアーティストに目を向けて見れば、実際のところ、彼女たちはブランドなわけでね」とリチャード・トンプソンは語っている。「音楽ではなく、ブランドのプロモーションに重きが置かれているんだ。そういう音楽に真面目に取り合うのは難しいよ。すごく計算されたもので、人々に受け入れられるように作られたものだからね」

「僕にしてみたら、そういう音楽に精神的な核を見出すのは難しいよ。僕には理解できない。要は、何がしたいのかということなんだ。どんな人になりたいのかということなんだよ。ブランドのような存在になって、自分のアパレル・ラインを持ちたいのか? 閉ざされた門に守られて生きたいのか? 人生を丸ごとリアリティ番組にしたのか? それとも、たとえオーディエンスの数は少なくても、もっと興味深いことをやってみたいのかっていうね」

リチャード・トンプソンは先日、9月にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで公演を行うことを発表している。リチャード・トンプソンはこの公演について、「50年以上分の音楽をカヴァーするために多くのゲスト」が参加することを明かしている。

一方、テイラー・スウィフトは先日、3月14日に出席したアイハートラジオ・ミュージック・アウォーズの授賞式で蝶のモチーフの入ったヒール靴を着用していたことがきっかけで、次回作のテーマについてファンの憶測を呼んでいる。

この靴をめぐってSNS上では、2017年リリースの前作『レピュテーション』で蛇のモチーフが使われていたように、蝶が次回作のテーマをほのめかしているのではないかというファンの憶測が飛び交っている。

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ