Tom Oxley

Photo: Tom Oxley

ザ・プロディジーはフロントマンのキース・フリントの悲劇的な死を受けて名曲“Firestarter”がチャートで順位を上げていることが明らかになっている。

キース・フリントは3月4日にエセックスの自宅で亡くなっているところを発見されている。メンバーはキース・フリントについて「真のパイオニアにして革新者であり、伝説」と評し、リアム・ハウレットは自殺で亡くなったことを明かしていた。キース・フリントは3月11日に検視の結果が発表され、彼の死に事件性はなく、首を吊って亡くなったことが明らかになっている。

キース・フリントの訃報を受けて、ファンの間ではバンドを代表する楽曲である“Firestarter”を全英1位にしようという運動がフェイスブックで立ち上がっている。オフィシャル・チャート・カンパニーは現地時間3月11日に全英シングル・チャートの中間速報を発表して、“Firestarter”が57位にランクインしていることが明らかになっている。今週の全英シングル・チャートは3月15日に発表される。

Firestarter

「ファイア・スターターよ、安らかに眠れ」と運動のフェイスブックには記されている。「この火をぜひとも灯し続けましょう」

「メンタルヘルスの問題や自殺への意識を私たちは高めていかなくてはなりません。自殺は45歳以下の死因として最も多く、これを変えていく必要があるのです! そのためにはキースという人物への関心を高め、彼の苦しみをポップ・カルチャーやメインストリームの最前線で訴えることが最善の方法なのです」

投稿には続けて次のように記されている。「もしもお金をかけたくないようであれば、スポティファイやディーザーのようなストリーミングのプラットフォームで再生して、ミュートにして再生し続けてください。こういったやり方でもチャートに反映されるのです」

「深いショックと悲しみと共に我々の兄弟であり、親友であるキース・フリントが亡くなったことを発表します」とザ・プロディジーのリアム・ハウレットとマキシムは彼が亡くなった際に声明で述べている。「真のパイオニアにして革新者であり、伝説でした。彼は永遠に惜しまれることになるでしょう。今は関係者のプライバシーに御配慮いただけると有り難いです」

ザ・プロディジーは先週末にソーシャル・メディアで改めてキース・フリントに追悼の意を表し、ファンからのサポートや追悼に対する感謝を述べている。ザ・プロディジーは彼の死を受けて予定されていたライヴをすべてキャンセルしているほか、グラストンベリー・フェスティバルの主催者であるエミリー・イーヴィスは彼らが今年のフェスティバルに出演する予定であったことを明かしている。

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