Jenn Five/NME

Photo: Jenn Five/NME

マット・ヘルダースはアークティック・モンキーズの次回作について今度はそこまで待つ必要はないだろうと語っている。

2013年発表の『AM』から昨年リリースされて高い評価を獲得した復帰作『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』までは5年もの歳月がかかっており、その間にはラスト・シャドウ・パペッツのアルバムとツアーを含むサイド・プロジェクトも展開されていた。

「ミュージック・フィーズ」から新作のリリースまで同じくらいの間隔が設けられることになるのかと訊かれて、マット・ヘルダースは次のように答えている。「そうは思ってないね。休止期間は様々な状況に基づいていたものだと思うし、当時の自分たちには必要なものだったんだよね。でも、バンドとしてそうするのがパターンになっているわけじゃないんだ。スタジオにいるのは好きだしね。アルバムを作りたくてしょうがないよ」

彼は次のように続けている。「次にやることについて話す予定だよ。現時点では何も具体的な案はないけどね。俺たちは全員楽しみにしてるし、どこかの時点では何かしら書きたくなるんだってことは分かっているけど、今は何もないんだ。まだ話してはないんだけどね」

「いくつかツアーをやって戻ってきた時に、そのことについて考え始めるんだと思う。だけどまあ、何も計画はないんだけどね」

アークティック・モンキーズは現在オーストラリア&ニュージーランド・ツアーを行っており、その後、南米で公演を行う予定となっている。

一方で、マット・ヘルダースはミルバーンのフロントマンであるジョー・カーナルとともに新たなサイド・プロジェクト、グッド・コップ・バッド・コップを始めており、またマット・ヘルダースは地元シェフィールドにカフェをオープンさせること、ソロ・アルバムに取り組んでいることについても明らかにしている。

「今は自宅に小さなスタジオを構えててね。そこでやってるんだ。ある程度の時間をかけてね」とマット・ヘルダースはソロ・アルバムの進捗について語っている。「古いドラム・マシーンとシンセサイザーでやってて、エレクトロニックというか、サウンドトラック風というか、ジョン・カーペンターみたいな感じなんだ」

彼は次のように続けている。「今のところ、なにかしらの目標があるわけじゃないんだ。ちょっとそうしたツールを試してみているところでさ。映画のスコアなのか、アルバムなのかは分からないけどね。趣味として楽しんでいるだけで、そこから何かにつながるなら、そのほうがいいという感じだね。ほら、何かやりたいことか、興味を持っているものとかにね」

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