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ザ・ビートルズは55年前に撮影されたきり、忘れ去られてしまっていた写真が発見されている。

『グレート・ヤーマス・マーキュリー』紙の報道によれば、写真のネガはザ・ビートルズが全盛期を迎えていた1963年にグレート・ヤーマースで行ったライヴで撮影されたもので、現在75歳のピーター・ハリソンという男性がカメラマンのスタジオで見習いとして働いていた時に入手し、現在まで現像されないまま彼の自宅に保管されていたのだという。

ピーター・ハリソンによれば、今回発見された写真は彼の上司であったフィッシャー氏がリゾート地のグレート・ヤーマスにザ・ビートルズがやってきた時に撮影した写真だという。

フィッシャー氏が撮影したネガフィルムの大部分は処分されてしまったものの、ピーター・ハリソンは自宅で現像できるよう、そのうちの1枚を持ち帰っていたのだという。「私は自分でも白黒写真を現像することができましたが、その時間的余裕がなかったのです」とピーター・ハリソンは明かしている。

今回発見されたザ・ビートルズの写真はこちらから。

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ピーター・ハリソンはこのネガフィルムを自宅の引き出しにしまっており、最近になって息子のリチャードが白黒写真の講座を取り終えるまで、しまわれたままになっていたという。息子のリチャードが父親からネガフィルムを受け取って現像したところ、ザ・ビートルズが現在は取り壊されているABCシネマでライヴを行った時に撮影された写真であることが判明したという。

ピーター・ハリソンは『NME』に次のように語っている。「とても驚きました。私はこの写真を55年間も自宅の引き出しにしまっていたのです……息子が白黒写真の講座に通っていたので、息子に『ここにネガがしまってあるから、もし興味があれば』ということを言ったのです。彼にネガを貸したところから、すべては始まりました」

「元々は処分される予定でした。プロの写真家が宣伝用に1枚余分に撮影して、スペアとして取っておいていました。それで、私は『それなら、僕にください!』と思ったのです」

ザ・ビートルズはこの日、午後6時からと午後8時15分からの2ステージでライヴを行っており、ザ・ケストレルズやザ・トレブルトーンズらが前座を務めている。

ザ・ビートルズは先日、ピーター・ジャクソン監督と共にバンドの最終期を捉えた新作映画が制作されることが発表されている。

アップル・コア社とウィングナット・フィルムズ社によって制作される本作は1969年1月2日から1月31日に撮影された最後のスタジオ・アルバム『レット・イット・ビー』のレコーディング風景から55時間に及ぶ未公開映像を基にしたものとなっている。その模様は1969年1月30日、ちょうど50年前にロンドンのアップル・コアの屋上で行われたルーフトップ・コンサートでクライマックスを迎えている。

「55時間分の未公開映像と、140時間分の音源を使わせてもらうことができるので、この映画をビートルズ・ファンが長らく夢見ていた “現場に立ち会う”という究極の映像体験にしようと思っています。つまりタイム・マシーンに乗って1969年に戻り、スタジオで4人の友人が素晴らしい音楽を作っている現場に居合わせるような体験です」とピーター・ジャクソン監督は語っている。

彼は次のように続けている。「しかしながら、実際はその神話とはずいぶん違うものだったと知って、安心しました……このような素晴らしい映像を託してもらえたことを非常に光栄に思っています。この映画製作は、私にとっては心から楽しい作業になるでしょう」

映画の公開時期については現時点で明らかになっていないが、マイケル・リンゼイ=ホッグが監督したオリジナルの映画『レット・イット・ビー』も同様に映像修復されて公開される予定となっている。

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