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英国映画テレビ芸術アカデミーは、映画『ボヘミアン・ラプソディ』のノミネートからブライアン・シンガーの名前を性的虐待疑惑によって外している。

ブライアン・シンガーは先日、被害を受けた当時に未成年だった男性を含む、4人の男性から過去の性的暴行を告発されたことが明らかになっている。一連の告発は『アトランティック』誌に掲載されたもので、12ヶ月にわたる調査に基づいているとされている。ブライアン・シンガーは「全面的に否定」しているといい、記事について「同性愛嫌悪」であると語っているという。

『ボヘミアン・ラプソディ』は英国アカデミー賞の英国作品賞にノミネートされており、授賞式は現地時間2月10日に開催される。英国映画テレビ芸術アカデミーは今回ブライアン・シンガーの名前をノミネートから外すと発表しており、直ちにノミネートが取り消されている。

「英国アカデミー賞は容疑が完全に容認できるものでなく、映画の価値と相容れないものであると判断しました」と英国アカデミー賞は声明を発表している。「これが原因で、シンガー氏のノミネートは見送られることになりました。ノミネートの見送りは容疑が晴れ、解決するという結果になるまで有効となります」

「英国アカデミー賞は誰しもが、安全なプロの仕事環境でキャリアをまっとうする権利があると信じており、これを達成するために映画、ゲーム、テレビ業界と協力し続けます」

英国アカデミー賞は『ボヘミアン・ラプソディ』が英国作品賞にノミネートされているのは変わらず、「候補者として名前が挙がっている他の方々は、映画がノミネートされている限り候補者です」と説明している。

ブライアン・シンガーは元々『ボヘミアン・ラプソディ』の監督を務めていたものの、サンクスギヴィング・デイの後、現場に戻らなかったため2017年12月にフォックスに降板させられている。代わりにデクスター・フレッチャーが監督を務めており、映画を完成させている。

『ボヘミアン・ラプソディ』は先日GLAADメディア賞のノミネートから外されており、これはブライアン・シンガーの性的暴行容疑が原因となっている。

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