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スマッシング・パンプキンズのフロントマンであるビリー・コーガンは『ギッシュ』の頃に使っていた、27年前に盗まれたフェンダーのストラトキャスターと再会している。

このギターはビリー・コーガンが元々バンドメイトのジミー・チェンバレンから買い取ったもので、1992年にデトロイトで行われたセント・アンドリュー・ホール公演の直後に盗まれていた。

数々の偽情報やぬか喜びを経て、27年後にビリー・コーガンはついにギターと再会を果たしている。

米『ローリング・ストーン』誌に対してビリー・コーガンは以前にも騙されたことがあったことを明かしている。

「何週間か前も誰かがギターの写真を送ってきてね、こう返信したんだよ、『どうやって俺のギターを手に入れたんだ?』とね」と彼は語っている。「そしたら彼は『ああ、これは再現したものだよ』って返信してきたんだ。文字通り同じステッカーを入手して、同じようにそれをすり減らし、磨耗したように塗料を削ったってね。騙される可能性もあったわけだよね」

ギターを直接確認すると決めたビリー・コーガンは今回のギターがオリジナルの自分のものであることが分かって愕然としたという。

再会の前、ギターはミシガンのヤード・セールで200ドル(約22000円)で購入したベス・ジェームスが所有していた。その後、ある友人がビリー・コーガンのギターと似ていることに気づき、彼女がミュージック・ロイヤリティの専門家であるアレックス・ハイチに連絡を取り、アレックス・ハイチがスマッシング・パンプキンズ側に連絡している。

「バンドのサウンドと演奏の仕方をすぐに変えることになったんだ」とビリー・コーガンはそのギターについて語っている。「盗まれた時、『ああ、なんてこった、俺のギターが盗まれた』という感じではなかった。そのギターは演奏の仕方にも影響していて、そのギターとは本当に一心同体だったんだ」

ビリー・コーガンがそのギターを再び使う気があるかは明らかでないものの、スマッシング・パンプキンズは今年の夏にヨーロッパ・ツアーを行う予定となっている。

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