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ザ・ポップ・グループのマーク・スチュワートは自身の1983年発表のデビュー・アルバム『ラーニング・トゥ・コープ・ウィズ・カワディス』を10曲の未発表曲を加えて2019年1月25日にリリースするのに先立って、同作より“Liberty City”のミュージック・ビデオが公開されている。

ミュージック・ビデオはアバンギャルドな振付師として知られるマーメット・サンダーとのコラボレーションによるもので、哲学者で社会理論家でもあるミシェル・フーコーに影響を受けたものだという。「マーメット・サンダーは”身体を動かす”という概念を再定義するという部分で最高のコラボレーターだったんだ。その点に関して僕らは身体的、音響的制限を一切取り払って最後の最後まで突き進もうと決めていたんだ。たとえ僕らがその限界点をはるかに超えたところまで行ってしまったとしてもね。昔のダンスの本なんかに書かれているのは”すべての動作は型を通して作られる”っていうんだけど、フーコーが指摘したのはその主題そのものが、実は私たちの『監獄の群島』、つまり自分たち自身で自らをがんじがらめにしていってるということだったんだ。この規律や厳罰主義、ネガティヴな空気が漂うこの時代においてまさしくその通りだと思った次第さ」

“Liberty City”のミュージック・ビデオはこちらから。

今回の再発盤からは未発表曲である“Paranoia”も公開されている。

今回発掘された10曲の未発表曲からなる『ザ・ロスト・テープス』について本作の制作に共に携わったエイドリアン・シャーウッドは次のように語っている。「ここでわかるのは、マークと僕が中心となって命を擦り減らし心血を注いで行った20時間にも及ぶクラスのスタジオでの常軌を逸した作業から生み出したアルバムの曲たち、今回新たに発掘されたザ・ロスト・テープスはそのオリジナル曲の元となったそのプリミティヴな曲なんだ」

リリースの詳細は以下の通り。

アーティスト:マーク・スチュワート&マフィア (Mark Stewart & The Mafia)
タイトル: ラーニング・トゥ・コープ・ウィズ・カワディス (Learning To Cope With Cowardice)
発売日:2019年1月25日(金)
品番:TRCP-237~238/ JAN: 4571260588486
定価:2,500円(税抜)*CD:2枚組
解説:小野島大
Tracklist
CD 1 / Learning To Cope With Cowardice
1. Learning To Cope With Cowardice
2. Liberty City
3. Blessed Are Those Who Struggle
4. None Dare Call It Conspiracy
5. Don’t You Ever Lay Down Your Arms
6. The Paranoia of Power
7. To Have The Vision
8. Jerusalem

CD 2 / The Lost Tapes
1. Intro
2. May I
3. Conspiracy
4. Jerusalem [prototype]
5. Paranoia
6. Liberty Dub
7. Vision
8. Cowardice Dub
9. High Ideals & Crazy Dub
10. The Weight

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