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レゲエは「多くの人々にとっての声となっている」ことが評価されてユネスコの無形文化遺産に登録されたことが発表されている。

国連教育科学文化機関(ユネスコ)は現地時間11月29日に1960年代にジャマイカで発祥したレゲエ音楽を無形文化遺産に登録したことを発表している。

ジャマイカは先日、同国発祥のレゲエについてユネスコからの保護が受けられるよう「無形文化遺産」への登録を申請していたことが明らかになっていた。

ジャマイカで文化大臣を務めるオリヴィア・グランジは、無形文化遺産への登録が発表されたことを受けて次のように述べている。「私たちの作り上げた音楽が世界のあらゆる曲がり角を繋げていったのです」

「社会から疎外された人々が声を上げる手段として誕生した音楽でありながら、今や様々なジェンダーや民族、宗教グループなどの幅広い社会で聴かれ、受け入れられています」とユネスコは述べている。

「不平等や抵抗、愛や人類の問題に対する国際的な議論への貢献は、知的で、社会政治的で、体感的で、精神的といったレゲエの持つ要素の力を示しています。レゲエは、社会的な主張や情緒を解放するための手段、神を讃えるための手段としての社会的な役割を今なお担い、多くの人々にとっての声となり続けています」

無形文化遺産には今年およそ40の申請が寄せられており、日本の来訪神などが審議の末に登録されている。

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