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TOTOのスティーヴ・ルカサーは、ウィーザーがリリースした“Africa”のカヴァーが思わぬヒットとなったことで、若い世代のファンが自分たちの音楽を買ったりショウに来てくれるようになったと語っている。

ウィーザーは今年5月、「@weezerafrica」と名乗るツイッター・アカウントからのリクエストに応える形でTOTOの“Rosanna”と“Africa”のカヴァーを公開している。

ウィーザーは“Africa”のカヴァーで米『ビルボード』のオルタナティヴ・ソングス・チャートの1位を獲得しており、ウィーザーにとって同チャートで1位を獲得したのは2008年の“Pork and Beans”以来となっている。

また、TOTOもウィーザーからの“Africa”のカヴァーに応える形で彼らの“Hash Pipe”のカヴァーをリリースしている。

スティーヴ・ルカサーは今回「コンシークエンス・オブ・サウンド」のポッドキャスト「 カイル・ メレディス・ウィズ……」に出演して、ウィーザーによる“Africa”のカヴァーがヒットしたことでバンドの周囲に生まれた変化について語っている。

「ウィーザーのおかげで、ミレニアル世代だったり、多くの子供たちが僕らのライヴに来てくれるようになったんだ」とスティーヴ・ルカサーは語っている。「そのことを嬉しく思っているし、ウィーザーも喜んでくれているんじゃないかな。彼らにとって、久々のヒット曲になったわけだからね」

「僕らのキャリアにとっても喜ばしいことだよ。ミレニアル世代の子たちがライヴに来てくれるんだからね。いいビジネスさ。どんどん売れるんだ。昔のアルバムが飛ぶように売れるんだよ。『このバンドいいね! 17枚もアルバムを出していたなんて知らなかったよ』って具合にね……それで、ショウにも来てくれるわけだからね」

彼は次のように続けている。「子どもの頃は、他の奴らみたいなメインストリームにはなりたくないって思っていたものだけどさ。それで突然、あまり聴かれていない昔のロック・バンドが登場したんだろうな……それに俺たちはいいライヴをしているからね。(メインストリームのように)可愛くはないかもしれないけど、休む暇なく活動してきた自分たちのことを誇りに思うよ」

ウィーザーによる“Africa”のカヴァーについては次のように語っている。「4000組くらいにカヴァーされているからね。もちろんウィーザーのカヴァーが一番成功したものなんだけどさ。彼らだって、こんなのは想定していなかったと思うよ。女の子とかにそそのかされて、冗談のつもりでやったんだろうからね」

「(ウィーザーの“Africa”が至る所で流れていることについて)俺たちも笑ってしまったよ。『冗談だろ? マジかよ!』ってさ。けど、ウィーザーにとって素晴らしいことだったと思うし、俺たちにとってもそうさ」

スティーヴ・ルカサーはさらに次のように語っている。「彼らのことはよく知らないんだけどね。けど、彼らはこれからもライヴでこの曲をやることになるんだろうね」

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