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イギー・ポップとスージー・スーは『マグナム』アイスクリームのコマーシャルのために“The Passenger”の新ヴァージョンをレコーディングしている。

“The Passenger”は1977年発表のアルバム『ラスト・フォー・ライフ』のためにイギー・ポップが共作した楽曲で、彼のディスコグラフィーでも最も人気のある曲の一つとなっている。

それから10年後にスージー・アンド・ザ・バンシーズは1987年発表のカヴァー・アルバム『スルー・ザ・ルッキング・グラス』のために同曲をカヴァーしている。

今回、カヴァーからも35年以上を経て、『マグナム』アイスクリームのコマーシャルのために“The Passenger”の新ヴァージョンで二人は新たにデュエットを披露している。

既存の音源のリミックスのようにも考えられるが、プレス・リリースではイギー・ポップとスージー・スーが今回のコマーシャルのために音源を新たにレコーディングしたことが明かされている。

スージー・スーはプレス・リリースで次のように語っている。「この曲は大好きなの。イギー・ポップの声がずっと好きだった。本能的で自然発生的な感じがたまらなくて、イギー・ポップと歌う自分の声が聴けるなんて夢のようだった」

イギー・ポップは次のように続けている。「スージー・スーは鳥のように歌うことができるんだ。ずっと素晴らしい女性だと思っていたんだ。彼女が歌ったこの曲は既に素晴らしかったけど、今回一緒に歌うことになったのはユニークだった。“Volare”のようにオーケストラのアレンジが施されて、声のマリアージュが歓喜の精神で飛び回るんだ」

スージー・スーが新たに音源が公開されるのはほぼ10年ぶりとなっていて、ドラマ『ハンニバル』の最終回に提供した“Love Crime”以来の音源となっている。

イギー・ポップは昨年1月に通算19作目のソロ・アルバム『エヴリ・ルーザー』をリリースしている。アルバムにはガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス、亡くなったフー・ファイターズのテイラー・ホーキンスといったビッグ・ネームが参加している。

イギー・ポップは新作について次のように語っている。「俺はシャツも着ずにロックしている男だ。アンドリュー・ワットとゴッド・トゥース・レコーズはそれを認めて、昔ながらのやり方でレコードを一緒に作ってくれた。参加しているプレイヤーはキッズの頃から知っている奴らで、君を打ちのめすだろう。よい一日を」

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