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R.E.M.は、BBCに残したアーカイヴから「レア音源や未発表のスタジオ/ライヴ音源」を収録した新たなコレクションから、レディオヘッドのトム・ヨークが参加した“E-Bow The Letter”の未公開バージョンが公開されている。

“E-Bow The Letter”は、R.E.M.による1996年のアルバム『ニュー・アドヴェンチャーズ・イン・ハイ・ファイ』に収録されている楽曲で、オリジナル・バージョンにはパティ・スミスが参加している。R.E.M.はその後、2004年の9月15日にロンドンのセント・ジェームズ教会でトム・ヨークと共にライヴ音源をレコーディングしている。

同曲も収録されている、10月19日にリリースされる『R.E.M. at BBC』は最大8CD+1DVDとなっていて、1998年のジョン・ピール・セッションや2003年のドライヴタイム・アンド・マーク・アンド・ラード・アピアランス、2008年のRadio 1 ライヴ・ラウンジ・パフォーマンスなどが収録される。

本作からは先日「BBC ラジオ1」の番組「ドライヴタイム・アンド・マーク・アンド・ラード・アピアランス」で2003年の10月15日に初放送された、“Orange Crush”のライヴ音源が公開されている。

リード・シンガーであるマイケル・スタイプは先日、ニューヨークで開催した自身の展覧会を訪れたトム・ヨークと手を繋いでいる写真を投稿している。

マイケル・スタイプは先日、自身初のアートブックとなる『ヴォリューム 1(原題)』にインスパイアされた「インフィニティー・ミラー」と題された展覧会を開催しており、トム・ヨークとの写真はそこで撮影されている。展示会の会場となっていたウィリアムズバーグのジャーナル・ギャラリーによれば、「写真が中心となっている彼の作品に焦点を当てたこの展覧会は、思春期の彼が受けた文化的な衝撃を通して、彼を形作ることとなった1970年代の10年間を観察できるものとなっており、後に私生活と公の場のその双方で見られることとなる彼の芸術作品に与えた影響を垣間見ることができる」ものだという。

一方、トム・ヨークは先日、公開が控えている1977年の同名作のリメイク映画『サスペリア(原題)』のサウンドトラックを手掛けることになったきっかけについて明かしている。

「『サスペリア』の音楽は伝説的なサウンドトラックの一つだからね。熟考するのに何ヶ月もかかったよ」とトム・ヨークは語っている。

「人生における逃げ出したくなる瞬間の一つだったけど、もし逃げ出したら後悔することになるのは分かっていたからね。オリジナルの映画は何度も観たし、大好きだったんだ。あの時代における恐ろしく強烈なサウンドトラックだったからね。言うまでもなく、(1977年のオリジナル版でサウンドトラックを手掛けた)ゴブリンと(映画の監督を務めた)ダリオ・アルジェントは一緒に取り組むにあたって、すごく綿密にやっていたわけでね」

アマゾン・スタジオが手掛けた映画『サスペリア』は、2019年の1月に日本での公開が予定されている。

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