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ポール・マッカートニーは、クインシー・ジョーンズが自身について「これまででも最低のベーシストだった」と語った発言に関して彼から電話で謝罪があったことを明かしている。

クインシー・ジョーンズによるキャリア全体について語ったインタヴューは物議を醸すこととなっており、同じインタヴューの中で彼はザ・ビートルズについて「まったくまともに弾けない連中」であり、「世界で最低のミュージシャン」だったと語っている。

ポール・マッカートニーは今回『GQ』誌とのインタヴューの中でクインシー・ジョーンズから謝罪の電話があったことを明かしており、彼からはそもそも当該の発言をしていないと言われたことを明かしている。

「彼から電話があってね。僕が1人で家にいる時だったんだけどさ」と彼は語っている。「仕事を終えて、お酒を飲んで、家でリラックスをしていた時でね。料理をしたり、ちょっとワインを飲んだりしながら、上機嫌になっていたんだ。悩みなんてないっていう感じにね。その時に電話を受けたんだよ。『マッカートニーさんですか?』と訊かれたから、『そうです』って答えたら、『クインシーがあなたとお話したいそうなのですが』ってね」

「彼はいつもセキュリティに囲まれているからさ。それで、僕はこう言ったんだ。『やあ、クインシー!』ってね。『ポール、元気かい?』って訊かれたから、『僕は元気だよ。君はどうなんだい、マザーファッカー!』って返したんだ。彼をからかってみたんだよ。それで、彼にこう言われたんだ。『ポール、僕は決してあんなこと言っていないんだ。一体何が起きたのか、僕にも分からないんだよ。そんなことは絶対に言ってない。知ってるだろ、僕は君たちのことが大好きなんだ!』」

ポール・マッカートニーは次のように続けている。「僕はこう言ってやったんだ。『万が一、君がそんなこと言っていたとすれば、僕が何と言うか分かるかい? ファック・ユー、クインシー・ジョーンズ! だよ』ってね」

「それで、彼は笑い出してね。僕も『あの発言に対して僕がなんて言うか分かるよね。ファック・ユー、クインシー・ジョーンズ! マザーファッカー! だよ』って続けてさ。そういうわけで、僕らは笑い合っていたんだ。クインシーに『ああ、ポール。僕が君のことを大好きなのは知っているよね』って言われたから、僕は『もちろん分かってるよ、クインシー』と言ったんだ」

クインシー・ジョーンズは「ヴァルチャー」に掲載された当該の発言について否定しているものの、自身の6人の娘から叱責を受けたことを受けて、後に発言を謝罪する声明を発表している。

「僕はクインシーのことが大好きなんだ。こんなことがあった後でもね。彼はクレイジーなマザーファッカーなんだよ」とポール・マッカートニーは続けている。「とはいえ、彼をリスペクトもしているよ。彼は多くの素晴らしいことをしてきたわけだからね」

ポール・マッカートニーは次のように続けている。「彼も年寄りだからね。結局のところ何だったのかは分からないけどさ。でも、僕がこれまでで最悪のベーシストだったとは思わないな。もしかしたら、彼はひどいベーシストなんか聴いたことがないのかもしれないしね」

ポール・マッカートニーは、同じインタヴューの中でかつてジョン・レノンから「穿頭術」と呼ばれる治療をするために頭蓋骨に穴を開けてほしいと説得されたことを明かしている。

また、ポール・マッカートニーは、ジョン・レノンと共に自慰行為に及んだことや、ジョージ・ハリスンが17歳で童貞を失う瞬間を当時同居していたバンドのメンバーで目撃したというエピソードについても明かしている。

ポール・マッカートニーは9月7日にソロ18作目となるニュー・アルバム『エジプト・ステーション』をリリースしている。

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