Wunmi Onibudo/NME

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ブリング・ミー・ザ・ホライズンのフロントマンであるオリヴァー・サイクスが、自分のドラッグ中毒の過去について再度語り、同じように苦しんでいるファンたちに向け、助けを求めるように呼びかけている。

オリヴァー・サイクスは最近、ケタミン中毒を克服するため、リハビリのプログラムを受けたことと、2013年に発売したアルバム『センピターナル』が中毒の治療完了後に作成したものであることを明かしている。最も症状が重かった時、自殺を考えたことも認めている。

米『ビルボード』誌のインタヴューに答えたオリヴァー・サイクスは、ドラッグ中毒には「必ず潜在的な問題」があるとし、ドラッグ中毒者は「誰かと話し、中毒になった原因を探る」べきだと述べている。

「俺の場合、どうしようもないほど最悪の状況になっていたんだ。みんながそんな状態にならないことを願うよ。世界一間抜けなアドバイスに聞こえるかもしれないけど、誰かと話して中毒になった原因を理解することだ。生まれつきの中毒や、中毒になる運命の人なんていないんだ」と語っている。

「必ず潜在的な問題がある。治療の一環にせよ、心を守るために使っているにせよ、または気持ちが圧倒されないように使っているにせよね。まずは問題が何なのか理解して、それから健全な方法でその問題に対処すべく取り組むんだ」

「人に話すことは、絶対に助けになるよ。俺もはじめはすごくイヤだったんだ。話すことが助けになるなんて思わなかったからね。でも、たとえ君の問題に対する答えが見つからなかったとしても、いったん頭を離れると、問題はすごく小さいものに見えるはずだよ」

一方でオリヴァー・サイクスは以前、『メタル・ハマー』誌のインタヴューの中で、すべての人は人生のどこかでドラッグを使用するべきだと主張していた。

「俺はドラッグをやったことを後悔していないし、こんなこと言うべきじゃないかもしれないけど、みんな人生のどこかでドラッグをやってみるべきだよ」と語っている。

「俺の考えでは、ドラッグを経験しないで人生を歩むべきじゃないね。楽しかったし、冒険でもあった。だから俺はドラッグをやったんだ」

ブリング・ミー・ザ・ホライズンの通算5枚目のアルバムとなる『ザッツ・ザ・スピリット』は先月(9月)リリースされ、メタルコア・バンドとして、初期の頃からずっと進化したことを見せつけている。

米『ビルボード』誌のインタヴューで、オリヴァー・サイクスは新作において影響を受けたバンドとしてブラーやオアシスを挙げている。

「デジタルの面に関しては、ビョークやマッシヴ・アタックといったアーティストからインスパイアされた。でも、俺たちは、オアシスやブラーみたいな90年代のブリットポップが本当に大好きなんだ。だから、このアルバムは、クラシックなロックやヒップホップ、ジャズ、ストーナー、ドゥームみたいな、すべてのものから影響を受けているよ」

また、ブリング・ミー・ザ・ホライズンは間もなく始まるUKツアーについて、バーミンガムでの2公演を含む5つの追加公演を発表している。

ツアーは11月からスタートする予定で、今月の初めに発表した日程に加え、サウサンプトンとグラスゴー、ブリストルでもライヴが行われる。さらに11月29日にはバーミンガムで、通常の夜のライヴのほかに昼のパフォーマンスも開催される予定だ。

ブリング・ミー・ザ・ホライズンは、エジンバラ、ドンカスター、カーディフのほか、11月28日にロンドンのアレクサンドラ・パレスで公演を行うことを事前に発表している。

ブリング・ミー・ザ・ホライズンのツアー日程は以下の通り。

Southampton O2 Guildhall (October 31)
Glasgow O2 Academy (November 24)
Edinburgh Corn Exchange (November 25)
Doncaster Dome (November 26)
Cardiff Motorpoint Arena (November 27)
London Alexandra Palace (November 28)
Birmingham 02 Academy (November 29 – matinee)
Birmingham 02 Academy (November 29)
Bristol O2 Academy (November 30)

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