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マイケル・ムーア監督はドナルド・トランプは大統領選に立候補した大きな理由の1つがグウェン・ステファニーだったと語っている。

「ハリウッド・リポーター」とのインタビューの中でマイケル・ムーア監督は、「ザ・ヴォイス」にコーチとして出演したグウェン・ステファニーのギャラが「アプレンティス」に出演した自身のギャラよりも高いことを知ったドナルド・トランプが、しきりにNBCに自身の価値を証明したがっていたと語っている。

2つの番組を放送するNBCに自身の人気を示そうとしたドナルド・トランプは、最終的に彼をホワイト・ハウスへと導くであろう道のりの始まりとして、盛大なトランプ・タワーの式典で大統領選に出馬することを発表したという。

「彼は1988年から大統領選に立候補することについて話していたが、本当は大統領になんてなりたくなかったんだよ」とマイケル・ムーア監督は説明している。

「ホワイト・ハウスにはペントハウスはないからね。それに、彼は黒人の街でなんて生活したくなかった。彼はNBCと他のテレビ局を対抗させようとしたけど、まったく思い通りにならなかったんだ」

マイケル・ムーア監督は、ドナルド・トランプは当初、立候補に真剣に取り組んではいなかったが、予期せず集まった大量の支持に気づいたことで本格的な選挙活動に乗り出すことにしたと主張している。

この発言はドナルド・トランプ大統領が権力を手にするまでを描いた映画『華氏119』の公開に先立ってのものとなっている。

2020年の大統領選について、マイケル・ムーアはミシェル・オバマやトム・ハンクスといった「愛される」人物に投票することががアメリカ国民にとって最も良いと考えているという。

「現状を考えると、誰もがまるでトランプの第2期であるかのように行動すべきだ」

「私たちには愛される人物の立候補が必要だ。トランプについて自分たちの望むことを言っても、多くの人が彼のショウを見せられるだけだったからね。私たちにはトム・ハンクス、オプラ、ミシェル・オバマが必要だ。ミシェル・オバマに投票しない人なんているかい?」

9月21日に全米で公開される映画『華氏119』だが、11月2日にTOHOシネマズ シャンテ他にて全国緊急公開が決定している。タイトルの「119」とは、ドナルド・トランプ大統領の当選が確定し、勝利宣言をした2016年11月9日を意味している。

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