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システム・オブ・ア・ダウンのドラマーであるジョン・ドルマヤンは、近いうちにバンドの新作がリリースされる兆しは見えないと語っている。

「現時点ではアルバムが実現するかどうかは分からないんだ」とジョン・ドルマヤンは現地時間6月8日に出演した米ラジオ局「KROQ」のテッド・ストライカーの番組で語っている。

彼は次のように続けている。「こういうことはあまり言いたくないんだけど、現実に向き合わないといけないからね。俺たちがシステム以外の所でやっていることがシステムに結びつくことは絶対にないんだ。システムというのは僕ら誰にとっても最高のものであり続けるけど、別のことも今なおやっているわけだからね」

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バンドが最後にリリースしたアルバムは10年以上前の2005年にリリースした『メズマライズ』『ヒプノタイズ』となっている一方で、ライヴ活動は続けており、先日にはザ・ドライヴ・インやインキュバスらと共に行うアメリカ・ツアーの日程を発表している。

システム・オブ・ア・ダウンは5枚の高い評価を受けたアルバムをリリースした後に2006年に一度解散し、2010年にワールド・ツアーのために再結成をしたものの、6作目となるアルバムの制作には時間がかかっている。バンドは2016年にレコーディング・スタジオと見られる写真を公開して、新しい音源に取り組んでいることを示唆していた。

ジョン・ドルマヤンはさらにこう続けている。「これは込み入った問題でさ。ほら、僕はいつだって準備ができてるんだけど、メンバーの何人かはまだ取り組むことができてこなかったんだよね」

「それがみんなで集まって取り組めていない理由の一つで、そうなると実現しないんだよ」

システム・オブ・ア・ダウンのギタリストであるダロン・マラキアンとフロントマンのサージ・タンキアンもまた、以前にバンドが新作のサウンドについての共通の視点を持てていないことを明かしており、ジョン・ドルマヤンのコメントは彼らのそれに続くものとなっている。

サージ・タンキアンは昨年、米『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「この作品をもって前に進んでいくことができるように、どうすればいいか一致しなかったんだ」

一方で、ダロン・マラキアンは『リヴォルヴァー』誌に次のように語っている。「本を閉じて、『もうここで永遠におしまいだ』なんてことは言えないからな。俺たちは今もライヴをしているし、みんなが今も友人同士なわけでね。それよりもむしろ、それぞれの人生で違う場所にいて、別々のことをやりたいと思っている人間同士のコンビネーションの問題なんだよ」

彼は次のように続けている。「次のシステムのアルバムで目指す方向性についても、一人一人にクリエイティヴ面での相違があるんだ。もしそれが実現すればの話だけどね。それは別に構わないんだ。俺は怒ってたりなんかしていないからね。ちょっとだけフラストレーションが溜まっている唯一のこととしては、これが実現するのかしないのかっていう判断を待っているということなんだ」

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